韓国ドラマ「その女の海」あらすじ 97話〜120話
「その女の海」あらすじ 第97話
セヨンは、スインの息子ジフンの父親がジョンウクであることを突き止めてしまう。一人でその残酷な事実と向き合うことになったセヨンは、スインへの憎悪を燃え上がらせる。しかし、あえてジョンウクにその事実を明かさず、追及することも思いとどまる。それは彼への愛を貫きたいという思いからだった。自分なりの決心をつけたセヨンは、今の自分にできることはジョンウクとの結婚を進めることだと確信し、家族に結婚話を進めるよう動き出す。だが、このタイミングでセヨンが結婚を急ぐ理由がジョンウクには不審でならず、ジフンという少年の父親が誰なのかを確かめようとし始める。
「その女の海」あらすじ 第98話
思いがけずジョンウクと再会したスインは、彼の存在が自分の生活に近づいていることに不安を覚える。何よりジフンの父親の存在が発覚することが恐ろしかった。一方、セヨンはジョンウクとの結婚をジェマンの選挙戦後にするという約束だったが、ジフンとジョンウクの親子関係を知った今、関係を守るため一刻も早く結婚したいと望むようになる。急に結婚を急ぎ始めたセヨンにジェマンとジョンウクは困惑し、ジョンウクはますますセヨンの意図を疑う。
日本出張を終えて帰国したソヌは、スインに会いジフンへの土産を渡す。困惑するスインのもとへ、ジョンウクが挨拶にやって来る。二人が同じ場に居合わせ、スインはジフンのことが今にも発覚してしまうのではと恐怖する。
「その女の海」あらすじ 第99話
ジェマンはとうとうセヨンとジョンウクの結婚を許可し、セヨンは願いが叶い心から感謝する。しかし予定より早いタイミングで結婚を迫られたジョンウクは困惑し、何よりスインの子供の存在が頭から離れない。スクヒ(セヨンの母)はジョンウクの表情に「何か問題でもあるのか」と迫るが、ジョンウクは苦し紛れに言い逃れる。
一方、スインはジフンを連れて初めて実家に帰る。その様子を見たスクヒはそこで初めてスインに子供がいることを知り驚愕する。セヨンにこのことを話すと、セヨンは母が子供の存在を知ったことに動揺し、その表情からスクヒは「セヨンはすでに知っていたのでは」と勘づき追及を始める。同じ頃、ジョンウクはスインに「ジフンの父親は自分ではないのか」と問いただすが、スインは「そんなことはありえない」と猛反論する。それでもジョンウクの疑いは深まるばかりだった。
「その女の海」あらすじ 第100話
ジョンウクはついに、ジフンがスインと自分の間に生まれた実の子であるという真実にたどり着く。ひどく感動し、すぐにジフンのもとへ向かう。同じ頃、スクヒもジフンがジョンウクの子だと知る。すべてを知りながら結婚を急ぐセヨンに、スクヒは「あんな最低な男と結婚するつもりなの」と結婚に断固反対するが、セヨンは「どうか理解してほしい」と懇願する。
ジョンウクは「会いたかった」とジフンを抱きしめ、真実を知らないジフンは無邪気に喜ぶ。二人が一緒にいる姿を目撃したヨンソンは、このままスインとの関係が戻ればいいと願い始める。スインはジョンウクとジフンが出会ってしまったことに恐怖するが、さらにスインを疲弊させる事態が起きる。ジフンが行方不明になってしまうのだった。
「その女の海」あらすじ 第101話
ジフンと会ったジョンウクは急速に彼への愛着を強め、スインに「君とジフンの責任を取る」と言い出す。身勝手なジョンウクに呆れたスインは断固として断る。ジョンウクはセヨンに結婚話の破棄を宣言し、理由を問い詰められると「初めから君のことは好きではなかった」と言い放つ。それでもセヨンは、ジョンウクが本当はスインとよりを戻すつもりだと確信する。
再びスインのもとを訪れたジョンウクは、思い通りにならない状況にジフンの親権を主張し始める。それはスインへの脅迫でもあった。スインは「絶対にあなたの好きにはさせない」と反論する。ジョンウクはジェマンとスクヒに会いセヨンとの結婚話を白紙に戻す話をしようとするが、その矢先セヨンは心労で倒れてしまう。
「その女の海」あらすじ 第102話
ジョンウクのジフンに対する執拗で歪んだ愛情は、スインとジフンを危険な状況へと追いやっていく。ジョンウクはソヌと会い、ソヌがスインをどう思っているのかを密かに確認し、ソヌがスインを想い続けながらも一緒になれないことを確信する。ジョンウクはスインに「俺と一緒になれない理由を話せ」と迫るが、スインは「一緒になりたくない理由など、過去あなたに捨てられたときから決まっていた」と告げる。
セヨンはジョンウクが自分を捨てようとしていることに不安を抱き、スインとジフンへの憎しみを募らせていく。「ジフンの存在さえなければ」と思い詰めたセヨンは、ジフンを騙して連れ出してしまう。
「その女の海」あらすじ 第103話
スインの息子ジフンを連れ出したセヨンだったが、ジフンは不慮の事故に遭い命を落としてしまう。必死に息子を探していたスインは、まさか最愛の息子を失うことになろうとは思いもせず、あまりに残酷な現実に気がおかしくなりそうになる。ジフンの幻聴が聞こえたスインはすぐに後を追おうとするが、ヨンソンとジョンインが必死に引き留める。
混乱するスインとその周囲の一方で、セヨンも目の前でジフンを事故に遭わせてしまったことに激しく動揺していた。事の次第を聞いたジェマンは、セヨンを守るために口裏合わせをすることにし、セヨンは真実を黙り続けることになる。一方、ようやく会えたジフンを失ったジョンウクは、やり場のない思いをスインとソヌへの憎悪へと歪めていく。「こうなったのは、そもそもスインが黙って子を産み育てたせいだ」と言い出し、スインをさらに追い詰めようとする。
「その女の海」あらすじ 第104話
ジフンを失い疲弊するスインだったが、ソヌにも新たな脅威が迫る。ジェマンはチョンギル製粉を乗っ取るため、グムレに財団資金を横領したという偽の罪を着せ、警察に逮捕させる。会長不在となったチョンギル製粉では緊急理事会が開かれ、これこそジェマンの狙っていたタイミングだった。ソヌはグムレの濡れ衣を晴らし、経営権を守ろうと必死になる。身に覚えのない容疑で逮捕されたグムレは、すべてジェマンの仕組んだことだと知り、激しい怒りと喪失感に包まれる。カン・テスは恐れていた事態が起きたことに心を痛める。
一方、スインはジフンが亡くなった日にセヨンが何をしていたのかを調べ始める。真実は別にあると考え、セヨンのアリバイを調べ始めるのだった。
「その女の海」あらすじ 第105話
理事会でグムレは理事長を解任され、そのショックで倒れてしまう。ソヌは何とかこの事態を挽回しようとするが、ジェマンとジョンウクは「決まったことだ」と聞き入れない。
グムレとソヌを守るため、スインはジョンウクと二人で会い「あなたがこの事態を引き起こしたのか」と問いただす。事実を言えないジョンウクは、逆にジフンのことを持ち出してスインを傷つける。ジェマンはチョンギル製粉の新会長となり、新方針として会社の売却を発表する。ソヌは断固としてこれを阻止しようと、ジェマンとジョンウクを追い詰める手段を探し始める。
「その女の海」あらすじ 第106話
金を手にするためチョンギル製粉を売り飛ばそうとするジェマンとジョンウク。会社の売却は目前に迫っていた。スインは奔走するソヌに会い、この状況を打開できないかと話し合うが、状況はやはり厳しかった。再びジョンウクに会い心を変えるよう頼み込むスインだったが、ジョンウクは首を縦に振らない。ソヌは思いつく限りの方法を試みるがもはやこれまでと思われたそのとき、ある女性から連絡が入る。それは「グムレは横領などしていない」という主張だった。ソヌが証明方法を尋ねると、その女性は「証拠がある」と言い出す。
「その女の海」あらすじ 第107話
ソヌとスインの奔走もむなしく、チョンギル製粉は売却されてしまう。買い取ったのは事業家のカン・ミョンハンだった。ジェマンは国会議員に上り詰め、ジョンウクはその右腕として働く。だが、会社を売ったことを今になって後悔し始めるジェマンに、ジョンウクは「また買い取ればいい」とけしかける。会社と仕事を失ったソヌは肉体労働で日々を凌ぎ、グムレも貧しさと体調不良の中で厳しい生活を送る。スインは二人を気遣うが、グムレはソヌとスインが再び近づくことを望んでいなかった。
そんなある日、スインは道端で財布を拾う。持ち主に届けようとすると、それはチョンギル製粉の現代表カン・ミョンハンのものだった。偶然の巡り合わせで財布を届けたスインだったが、同じ頃、チョンギル製粉の基幹設備で故障が発生し、大損失を招きかねない事態になる。スインはこの危機をソヌに知らせ、対応を頼む。駆けつけたソヌは故障した機材を直し、その働きを見たミョンハンは「あなたが必要だ」とソヌに復帰を依頼する。
「その女の海」あらすじ 第108話
ミョンハンの計らいでソヌはチョンギル製粉に、しかも社長として復帰することになる。新社長就任の挨拶に向かったジェマンとジョンウクは、その相手がソヌだと知り驚愕する。さらにソヌはスインを秘書として迎え、再び二人でチョンギル製粉の経営に携わることになる。ジェマンとジョンウクは、何としてもソヌとスインをミョンハンのもとから引き離し、会社を手に入れようと暗躍を始める。
ミョンハンと仕事を共にするソヌとスイン。ある日、ミョンハンを「父」と呼ぶ青年カン・スンジュンが現れる。スインは彼に好感を抱き、姉のように接するようになる。スンジュンは帰宅前、道端でドンチョルとちょっとした事故を起こしていたが、互いの関係にはまだ気づいていない。ジェマンとジョンウクは、ソヌとスインを追い出すべく小麦粉の大量盗難事件を仕掛ける。決して叶わないと思われた再会の時が、静かに近づいていた。
「その女の海」あらすじ 第109話
ジョンウクは、なぜソヌを追い詰めることができなかったのか、その理由を知る。それはすべて、スインがソヌに協力していたからだった。ジョンウクはスインの過去の横領事件をジェマンに教え、さらに「ソヌとスインが結託してあなたを騙そうとしている」と吹き込む。ミョンハンは、自分が知る二人とはまるで違う話をするジョンウクに疑問を覚える。ミョンハンはジェマンに、疑いの真偽以上に、ソヌへの嫌がらせ行為について真実を話すよう求めるが、ジェマンは嘘をついてその場をしのごうとする。
一方、ソヌは過去の事件に関与したジェマンの秘書キムに、当時ジェマンの指示で動いたはずだと確認するが、キム秘書は証言を拒む。ソヌはジェマンを追い詰める有力な証人を得られず困惑する。スインもまた、父ドンチョルが冤罪で投獄されたことを証明する機会に近づいていた。それは亡き弟ミンジェが持っていた腕時計だった。その時計は被害者が持っていたもので、拾ったミンジェが真犯人ジェマンに狙われた可能性があった。カン・ミョンハンの息子スンジュンは、夜な夜な海で溺れる夢を見て苦しんでいた。
「その女の海」あらすじ 第110話
自分たちの悪事を暴こうとするソヌが邪魔でならないジョンウクは、彼を亡き者にしようと暗躍し、交通事故に見せかけようとするが、間一髪のところでチャン執事が助け事なきを得る。知らせを聞いたスインは病院のソヌのもとへ駆けつけ、ソヌから「これを仕組んだのはジョンウクしかいない」と告げられる。
ミョンハンも病院に駆けつけるが、そこでヨンソンの姿を目にし言葉を失う。戦争の混乱で亡くなったと思っていた彼女がなぜここにいるのか、いや、なぜ生きているのか、と。実は、ヨンソンが失ったと思っていた大金の入ったケースを持ち去ったのはミョンハンであり、混乱の中で偶然拾った大金を自分のものにしてしまっていたのだった。様子のおかしいミョンハンをスンジュンは心配するが、ミョンハンは話をそらし一人焦りを募らせる。
「その女の海」あらすじ 第111話
ミョンハンはヨンソンと会い、当時のことを正直に告白する。ヨンソンはショックを受けながらも、ミョンハンの誠実な姿勢に一定の理解を示す。あのとき大金を奪われなければ、自分の人生もここまで大きく変わらなかったかもしれない。ヨンソンはミョンハンに「ソヌを助けることで謝罪の誠意を見せてほしい」と頼み、ミョンハンは早速動き出す。
ソヌとスインはミョンハンの協力を得て、ジェマンに美味い投資話をちらつかせれば必ず食いつくだろうと伝える。案の定、ジェマンはミョンハンが持ちかけた「先行者利益がある」という投資案件を信じ、金を投じてしまう。ジョンウクは危険を察知しジェマンを引き留めようとするが聞き入れられない。そんな中、警察は不正会計の容疑でジョンウクのもとに逮捕状を持ってやって来る。
「その女の海」あらすじ 第112話
ジェマンは突然、ミョンハンから驚くべき話を告げられる。ジェマンが買おうとしていた土地を、ミョンハンが想定よりも大幅な大金で買うと言い出したのだ。何としてもその土地を手に入れたいジェマンは、必死に金をかき集めようとする。ジョンウクはジェマンの暴走を止めようとするが、もはや後先を考えられない状態だった。ジョンウクはすぐにスインのもとへ向かい「お前が仕組んだのか」と迫るが、スインは「全く見当違いなことを言うこともあるんですね」と逆に牽制する。
ジョンウクはナム社長と接触し、これまでの画策が周囲にばれていないか確かめようとするが、ナム社長は何者かに監視されている不安を抱えていた。正体が掴めないまま不安の中にいたナム社長は、ほどなくしてある記者の失踪事件への関与を疑われ警察に逮捕されてしまう。情報が筒抜けになっていることに怒り心頭のジョンウクだったが、打てる手は日に日に狭まっていく。
「その女の海」あらすじ 第113話
スンジュンとして成長していたミンジェは、偶然セヨンと再会する。かつてミンジェを海に突き落とした張本人であるセヨンの名を聞き、スンジュンはいぶかしげな表情を浮かべる。忌まわしい過去の記憶が、少しずつ蘇りそうになっていたからだった。
ナム社長の逮捕のきっかけとなった失踪中の記者(チャ記者)は、ジェマンたちの悪事を取材していたために精神病院に患者として入院させられていた。ソヌはチャ記者を救出することに成功し、チャ記者はソヌへの恩返しとジェマンへの復讐のため、これまで集めた証拠を暴露する。これによってジェマンは窮地に立たされる。
「その女の海」あらすじ 第114話
自分に罪を着せられたことや数々の無礼な仕打ちに対し、スインは復讐を決心し、ジョンウクに警告を発する。ジョンウクは「所詮口だけだろう」と高をくくるが、それは甘い考えだった。
スインのもとを訪れたスンジュンは、セヨンと会ったことを話し「彼女が自分の姉なのではないか」と思っていると打ち明ける。スインは最初その理由が理解できなかった。同じ頃セヨンは、スンジュンとの会話を思い出し、彼こそが自分が海に突き落としたミンジェ本人であることに気づき言葉を失う。
一方、ジェマンはミョンハンから買った土地の開発計画が白紙になったと知らされる。大金を使い、社の財産にまで手を付けて買った土地は無価値になってしまったのだ。愕然としたジェマンは金を取り戻す方法を探して奔走し、知人のファン社長にも助けを求めるが、条件を出されて断られてしまう。打つ手のないジェマンは、ミョンハンの弱みを握って揺さぶろうと考える。そこへジョンウクから、スンジュンがミョンハンの実の子ではないという報告が入る。
「その女の海」あらすじ 第115話
多額の借金を背負ったジェマンに残された道は一つ、生きていたミンジェを人質に取引材料にすることだった。ジェマンはスンジュンがミンジェであることを知り拉致し、彼が大切にしていた腕時計を奪う。そして「スイン、ソヌ、この時計の意味がわかるか」と迫る。スインはその腕時計を見て驚愕する。それは父ドンチョルの無実を証明する唯一の証拠だったからだ。ジェマンはソヌに、スンジュンと引き換えに大金を出すよう迫り、自らの借金を帳消しにするためなら手段を選ばないことを示す。スインは急いでミョンハンのもとへ向かい、スンジュンの行方不明を確認し、救出のために動き出す。一方、スンジュンは暗い部屋に一人閉じ込められ、助けを待ちながら忌まわしい過去の記憶が蘇っていく。
「その女の海」あらすじ 第116話
ミンジェとしての記憶を取り戻したスンジュンは必死に脱出を試みる中、カン・テスが駆けつけ、その助けで脱出に成功する。すぐにスインのもとへ向かったスンジュンは「姉さん」と声をかけ、スインは「あなたがミンジェなのね」と強く抱きしめる。すべての記憶を取り戻したミンジェは父ドンチョルと母ヨンソンとも再会を果たし、永遠に会えないと思っていた最愛の息子が生きていたことに、二人は涙を抑えきれない。ミンジェも「お父さん、お母さん」と呼びながら抱き合う。
一方、大切な息子スンジュンを拉致し命の危険にさらしたことにミョンハンは激怒し、ジェマンへの復讐に動き出す。ジェマンはスンジュン拉致監禁の容疑で逮捕されるが、「必ず復活してみせる」と騒ぎ立てる。ミンジェは、スインが自分の一件で家族から責められていたことを知り、「あの時、自分を海に落としたのはセヨンだ」と真実を告白する。その言葉を聞いたスインは愕然とし、激しい怒りが込み上げる。
「その女の海」あらすじ 第117話
スインは、セヨンがミンジェを海に突き落としただけでなく、最愛の息子ジフンの死にも関与している疑いを強めていく。一方、ジェマンが逮捕されたことで、これまで共謀関係にあったナム社長は「今度は俺を始末する気か」とジェマンの見境のない行動を批判する。ジョンウクは力になってほしいと求めるが、ナム社長はもはやジェマンたちとの関係を断ち切り、すべてを暴露するつもりだった。
そんな中、ジェマンは証拠不十分で釈放される。反省の色もなくミョンハンへの復讐を狙うジェマンに、ジョンウクはもはやこれまでかと思い始める。スインは、ジフンが交通事故で亡くなった日に彼を連れ出した人物がセヨンであること、さらにその事故の隠蔽にジェマンが動いていたことを突き止める。ジョンウクもまた、ジフンの死にセヨンが関わっていたという疑いを強めていく。ついにセヨンの関与を裏付ける証拠を手にしたスインとソヌだったが、ジェマンは力ずくで二人を押さえつけようとする。
「その女の海」あらすじ 第118話
ミンジェとの再会を果たしたスインだったが、彼を見つけ出すまでの間、カン・テスはジョンウクの放った暴漢からスインを守るため戦い、命を落としてしまう。カン・テスの葬儀が執り行われ、スインは悲しみと怒りに暮れる。訃報を聞き駆けつけたジョンウクに、スインは「あなたに葬儀に参加する資格はない」と告げ追い返す。ジョンウクにとってもカン・テスはかけがえのない存在であり、最後の別れも許されなかった彼は深い悲しみに沈む。一方、ジェマンはカン・テスから奪われていた自分を追い詰める証拠を奪還し安堵する。ジョンウクは「あなたがカン・テスを襲わせたのか」とジェマンに問いただすが、ジェマンは「彼がいなくなったことで君の立場も安全になった」と言い放つ。ジェマンはジフンの交通事故への関与を隠し通すため、新たな隠蔽工作を図る。
自分を支え守ってくれたカン・テスの命まで奪ったジェマンとセヨンに対し、スインは徹底的な反撃を開始する。セヨンと直接会ったスインは、カン・テスが亡くなったこと、そしてそれもあなたのせいだと責める。セヨンは「私は悪くない」と必死に抵抗するが、スインは「絶対にあなたたちを許さない」と宣言する。そんな中、ジェマンのもとに当局が突然現れ、スパイ容疑で強制連行される。死を意識するほどの厳しい尋問を受けたジェマンは、必死に命乞いをする。
「その女の海」あらすじ 第119話
スパイ容疑で逮捕され、人間の尊厳を奪われるような時間を過ごすジェマンのもとにソヌが現れる。ジェマンは、自分をこの状況に追い込んだのがソヌだと確信する。ソヌは「最後に一度だけ自首する機会を与える」と告げるが、ジェマンは「俺は無実だ」と反論し、ソヌはもはや反省の機会を与えないと心に決める。
同じ頃、セヨンは父ジェマンを助けるにはスインの力が必要だと考え、協力を懇願するが、スインは一切耳を貸さず「今度はあなたを監獄に送り込むわ」と言い放つ。セヨンは打つ手を失い、追い詰められる。一方、ジョンウクは、もうジェマンについていけないこと、そして息子ジフンを死に追いやったのが他でもないセヨンであったことを知り絶望する。もはや自分に先はないと悟ったジョンウクは、せめてジェマンとセヨンの罪を明らかにし罪滅ぼしをしたいと願い、必死にジェマンの隠し帳簿を探し出す。その帳簿にはジェマンが犯してきた数々の罪が記録されており、当局に提出すればもはや逃れられないものだった。
「その女の海」あらすじ 第120話(最終回)
ジェマンのせいで人の命を奪った罪で10年もの間投獄され、さらに息子ミンジェまで失う長く辛い苦しみを味わってきたドンチョルは、激しい憤りを抱えていた。ジョンウクはセヨンに会い、改めてジフンの命を奪ったことを認めるよう求めるが、今もジョンウクの愛を求めるセヨンは嘘をつき「自分は何も知らない」と言い張る。ジョンウクは「こんな私たちに幸せな未来があるはずがない」と言い残し、セヨンとの関係を終わらせる。セヨンは必死に理解を求めるが、ジョンウクはもう聞く耳を持たなかった。ジョンウクは自らのけじめをつけるため、最後の行動に出る。
一方、ドンチョルはこれまでスインをミンジェの死の原因だと責め続けてきたことを心から詫び、長い年月を経てようやくドンチョルとスインは和解を果たす。さらにグムレとヨンソンは、かつての動乱の中で生まれた悲しい誤解を解き、息子ソヌとの再会を果たす。逃亡生活を送っていたジェマンは、結局ジョンウクを頼ったことがきっかけとなり逮捕される。すべての悪事が明るみに出たジェマンに、もはや居場所はなかった。こうしてセヨンを含め、悪事を重ねた家族は離散することになる。人生を狂わされた家族とスインは多くのものを失いながらも——
