本記事は最終話までのネタバレを含みます。未視聴の方はご注意ください。
「ただひとつの愛」あらすじ 1話
元バレリーナのイ・ヨンソは、3年前の事故で視力を失って以来、角膜提供者が現れるのを待ちながら屋敷にひとりで暮らしていた。気晴らしに出かけた散歩の途中、彼女はかつて自ら命を絶とうとしたことのある川辺で涙を流す。その姿を、最後の任務を終えて天界に戻ろうとしていた天使ダンがひそかに見守っていた。人間の生死に関わってはならないという掟を破ってヨンソに触れたダンは、大天使フから叱責を受け、天使としての立場を剥奪される。その罰として、100日以内に人間の姿でヨンソに愛を教えるという特別任務を課せられたダンは、彼女の秘書として屋敷に入り込む。折しもヨンソの視力は、亡くなった秘書チョから提供された角膜によって回復しており、ダンは嵐の夜に落下する照明からヨンソを救い、二人の関係が動き始める。
「ただひとつの愛」あらすじ 2話
秘書チョの死に罪悪感を抱えるヨンソをよそに、ダンは自らの任務対象が彼女であることを知り困惑する。感情を閉ざしたヨンソの態度に手を焼きながらも、ダンは彼女の心を開かせようと密かに決意する。秘書としての生活に振り回されるダンだったが、その中でヨンソの本心を引き出そうとする姿勢は変わらない。ある雨の日、ダンは天使の羽が現れかける危機に見舞われ、正体を隠しながら仕事を続けざるを得なくなる。屋敷で割れたガラスに動揺し、事故の記憶がよみがえって動けなくなったヨンソを、ダンは再び救い出し、二人の距離は少しずつ縮まっていく。
「ただひとつの愛」あらすじ 3話
ヨンソの幼なじみでいとこにあたるクム・ニナは、かつてヨンソの陰に隠れがちだったが、ヨンソが舞台を離れて以降、バレエ団内での存在感を増しつつあった。そんなニナと、新任の芸術監督チ・ガンウとの間にも緊張が芽生え始める。一方のヨンソは、亡き両親と秘書チョの納骨堂を訪れ、孤独感に打ちひしがれて涙する。その様子を見守っていたダンは、彼女こそ自分が愛する相手だと心の中で確信し、思わずその気持ちを本人に告げてしまう。しかしヨンソは、突然の告白をまともに取り合わず困惑するだけだった。
「ただひとつの愛」あらすじ 4話
ダンを不審者と疑ったヨンソは、彼を警察に通報してしまう。ダンの身の潔白を、屋敷の執事ユミが「長い間、一途にヨンソを想っていた人物だ」と説明したことで、ようやく誤解が解ける。行き場を失ったダンは、大天使フのもとに身を寄せることになる。同じころ、ヨンソに関する不名誉な情報がSNS上に拡散し、バレエ団の評判に影響が及ぶ。ガンウの主導で記者会見が開かれ、ヨンソは自らの言葉で堂々と復帰を宣言する。会見後、彼女はダンへの感謝を伝えようと頬にキスをしようとするが、成り行きで唇へのキスとなってしまう。
「ただひとつの愛」あらすじ 5話
不意のキスに動揺したダンとヨンソは、互いにぎこちない態度を見せる。折悪しく降り出した雨により天使の羽が現れかけたダンは、事情を説明できないまま慌ててその場を離れ、ヨンソを困惑させてしまう。フの助けでかろうじて正体の露見を免れたダンだったが、雨に打たれるヨンソのもとには、代わりにガンウが現れ、傘を差し出しながら彼女への思いをそれとなくにじませる。こうしてダンとガンウ、二人の男性がヨンソを巡って静かに意識し合うようになっていく。
「ただひとつの愛」あらすじ 6話
自宅に戻ったヨンソは、幼いころの川にまつわるおぼろげな記憶についてダンに尋ねる。ダンはその記憶に関連する古い写真を見せるが、自分自身との関わりについては明かさない。真意のわからない態度に、ヨンソの中でダンへの感情はますます揺れ動く。バレエ団のパーティーの席では、着飾ったヨンソを前にダンとガンウがそれぞれ平静を装えずにいる。ガンウが席を外した隙にダンが手を差し伸べるが、ヨンソは「一人で大丈夫」と冷たく突き放してしまい、その言葉はダン自身にも小さな痛みを残す。
「ただひとつの愛」あらすじ 7話
日ごとに親密さを増していくダンとヨンソの様子に、嫉妬を募らせたガンウはダンと衝突し、その勢いでダンは川に転落して意識を失う。搬送先の病院で意識を取り戻したダンは、事故を起こしたガンウが妙に落ち着いていたことに違和感を覚える。見舞いに訪れたガンウは「二度とヨンソに関わるな」と警告するが、ダンは彼女の幸せを見守りたいという思いを譲らない。退院後、レッスンに励むヨンソの姿にダンは素直な称賛を送り、ヨンソもまた、自分でも気づかぬうちにダンの存在を強く意識するようになっていく。
「ただひとつの愛」あらすじ 8話
バレエ団の新公演を控え、ヒロイン「ジゼル」役をめぐるオーディションが開かれることになり、ヨンソとニナがともに参加する。ニナの母チェ・ヨンジャは審査からガンウを外そうとするが、ガンウ自身は団員による公平な投票制を提案する。一方、執事ユミがヨンソの角膜移植を妨害しようとした過去を示す資料を入手しようとするが、その資料は何者かに奪われ、後にヨンジャの長女クム・ルナの手にあることが判明する。ダンの行方を案じたヨンソは、履歴書にあった住所を頼りに礼拝堂を訪れ、神父に扮したフから「今後ダンを探さないように」と告げられる。その後ダンとヨンソが再会する場面では、ダンが冷たい態度で二人の未来を否定する一方、彼自身は自らの人間だったころの記憶の断片――夢に繰り返し現れる少年の正体――を追い始める。
「ただひとつの愛」あらすじ 9話・10話
ヨンソは幼いころ島で出会った少年ソンウのゆかりの地を訪ね、そこで偶然ダンと再会するが、ダンは意図的に距離を置く。島の住民から、その少年がかつて父親から虐待を受け、逃れようとして崖から転落し亡くなったこと、そして自分が送った手紙に返事が来なかった理由を知り、ヨンソは大きな衝撃を受ける。少年が転落したという崖を訪れた彼女は、そこで人間としての記憶を取り戻しつつあるダンと再会し、涙する彼女をダンはただ抱きしめることしかできない。その後、死の間際にあったダンの父親は、息子の死を悔いながら息を引き取り、以後は子どもたちへの奉仕に人生を捧げていたことが語られる。ダンとヨンソの親密さを警戒するガンウは、ダンに接近をやめるよう強く釘を刺すが、逆にダンはガンウの過去を調べる中で、ヨンソによく似た女性の写真を発見し、二人の関係に隠された事情があることに気づき始める。
「ただひとつの愛」あらすじ 11話・12話
ダンはヨンソのもとへ戻り、どんなことがあっても彼女を守り抜くと誓う。ジゼル役を決めるオーディションでは、ヨンソが人間を愛した天使の物語をモチーフに演じて審査員の心を動かし、ライバルのニナも実力を発揮する。投票は同数で並ぶが、直前まで棄権していた団員の一票によってヨンソが役を射止め、結果を受け入れられないニナは激しく動揺する。オーディションの後、ガンウがヨンソに「大切な話がある」と持ちかけたことでダンは嫉妬をあらわにし、二人はささやかな時間を過ごすが、その直後、ルナの差し金によりヨンソが何者かに拉致され、ビルの屋上から突き落とされそうになる。危機一髪のところをダンが助け出し、事なきを得る。
「ただひとつの愛」あらすじ 13話・14話
屋上での一件からヨンソは一命を取り留めるが、当時の記憶は失われたままだった。遺書めいたメッセージを受け取っていたガンウは、事件の背後にルナがいると疑いを強め、ヨンジャ一家に直接問いただす。娘の関与を知ったヨンジャは大きな衝撃を受けるが、ルナは動じる様子を見せない。一方のダンは、ヨンソの周囲に不穏な気配を感じ取り、ルナが共犯者と密談する場面を目撃したことで、彼女への疑念をさらに強めていく。徐々に記憶を取り戻していくヨンソは、監禁された夜に自分を救ったのがダンだったことを思い出し、彼が本当に天使なのかを問い詰める。何度も説明の機会があったにもかかわらず黙っていたダンに苛立ちながらも、ヨンソは彼への思いを止められずにいる。
「ただひとつの愛」あらすじ 15話・16話
3年前にさかのぼり、ヨンソの事故と秘書チョの死が、バレエ団のある室長による計画的なものだったことが明らかになり、執事ユミはこの件を正式に警察へ届け出る。改めてチョを思い涙するヨンソを、ダンは島から持ち帰った思い出の品を手渡しながら慰め、ついに「自分こそがソンウだった」と真実を告げる。二人はこの告白を経て気持ちを確かめ合い、口づけを交わす。その後ダンはガンウから、天使が人間になるには真実の愛の証として相手の命が失われる必要があると聞かされ、大きな衝撃を受ける。
「ただひとつの愛」あらすじ 17話・18話
ガンウはヨンソに、ダンとの関係が長くは続かないと諭し、自らの天使としての証であるスカーフを見せて過去を明かす。夫ギチョンが警察に事実を告白したことでヨンジャがバレエ団を退く一方、ヨンソは天使が人間になった前例をひそかに調べるが、15年前に人間となったガンウ自身にも手がかりはないと言われてしまう。それでもダンは自らの願いを文書にして天に届けようとするが、何度書いても文面は消えてしまい、望みが通らないことを思い知る。二人が出会った場所でのデートの際、ヨンソはダンに結婚を申し込むが、ダンは一度これを断る。しかし直後、事故に遭いかけた子どもを助けて負傷したダンは、自分にも人間になれる可能性があるのではと考え直し、改めて花束を手にヨンソへプロポーズする。
「ただひとつの愛」あらすじ 19話・20話
プロポーズを受け入れたヨンソとダンは結婚の準備を進める。フは最後まで二人の結婚に賛成しなかったものの、当日は式に参列する。ルナは引き続きヨンソの命を狙い続けており、ダンは直接彼女に対抗する姿勢を見せる。一方ヨンソは、自分の命が引き換えになるかもしれないとひそかに悟り、礼拝堂で「ダンが人間になれるのなら自分の命を差し出す」と祈りを捧げる。ルナの共犯者ジュンスに襲われたダンをフが身を挺して救い、その代償として自らの存在を消してしまう。フの犠牲を目の当たりにしたダンは深く悲しみ、後にヨンソが自らの命を差し出そうとしていたことを知り、二人は互いに相手のために命を捧げようとしていたことに気づく。
「ただひとつの愛」あらすじ 21話・22話
公演を目前に控え、ヨンソは一度、ダンのそばにいるためにジゼル役を降板しようとするが、ダンに背中を押されて再び舞台に立つことを決意する。公演当日、ダンの命を狙うルナの動きに気づいたヨンソは、彼女を阻止しようとした際に刃物で刺されてしまう。それでもヨンソはダンのためにと最後まで舞台を演じきり、踊り終えた直後、ダンのもとで意識を失って倒れる。
「ただひとつの愛」あらすじ 23話・24話
緊急手術を受けたヨンソの容体が安定しない中、代役を務めたニナは公演を無事にやり遂げ、この舞台を最後にバレリーナからの引退を表明する。ヨンソの意識がなかなか戻らない状況が続き、居合わせたガンウは、ダンの運命を示す天使のハンカチの色が変わっていないことに気づき、疑問を抱く。やがてヨンソはダンの呼びかけに応え、意識を取り戻す。
「ただひとつの愛」あらすじ 25話(最終回)
医師から、ヨンソの意識が戻っても元の生活には戻れない可能性があると告げられ、関係者は深い悲しみに包まれる。しかしヨンソは目を覚まし、ダンから「人間にはなれなかったが任務は果たされ、再び天使に戻れることになった」と告げられる。喜びも束の間、それが夢の中の別れの挨拶だったと悟ったヨンソは落胆するが、ダンは天界に戻らずヨンソのそばに残ることを選び、やがて天使のハンカチの羽は黒く色を変える。3か月後、リハビリを経て社会復帰を果たしたヨンソは、ファンタジアバレエ団の理事長に就任する。ダンとの思い出のベンチを訪れた彼女は、姿の見えないはずのダンの気配を感じ取って呼びかけ、驚いたことに彼の姿を再び目にする。持っていた天使のハンカチが消えていたことから、ダンが完全に人間となり、二人が改めて結ばれたことが示され、物語は幕を閉じる。

