※本記事は最終話までのネタバレを含みます。
「美男(イケメン)ですね」(原題:미남이시네요)は、2009年10月7日から11月26日まで韓国SBSの水木ドラマ枠で放送された全16話のラブコメディです。脚本はホン姉妹(ホン・ジョンウン、ホン・ミラン)、演出はホン・ソンチャン。原作はなく、ホン姉妹のオリジナル脚本です。
修道女を目指すコ・ミニョ(パク・シネ)が、双子の兄コ・ミナムの身代わりとして男装し、人気バンド「A.N.JELL(エイ・エンジェル)」に加入するところから物語は始まります。完璧主義で潔癖症のリーダー、ファン・テギョン(チャン・グンソク)、ミニョを陰から見守るカン・シヌ(ジョン・ヨンファ)、天真爛漫なジェルミ(イ・ホンギ)との共同生活のなかで、恋と秘密、そして行方の分からない母をめぐる物語が描かれます。
この記事では、韓国版(SBS・全16話)の各話のあらすじを、1話から最終回まで順番にまとめました。なお、2011年にTBSで放送された日本版リメイク(瀧本美織・玉森裕太ほか出演)とは登場人物名や展開が異なります。日本の地上波・BSでは1話を短く区切った全24話版でも放送されましたが、本記事は韓国放送時の16話の区切りに合わせています。

「美男ですね」あらすじ 1話
修道院でシスターになる日を待つコ・ミニョは、心は優しいものの失敗ばかりの見習いです。ローマ行きを控えたある日、芸能事務所のマ室長(マ・フニ)が現れ、双子の兄ミナムが整形手術の失敗でアメリカで再手術を受けることになったと打ち明けます。人気バンドA.N.JELLの新メンバーに選ばれたミナムが戻るまで、代わりに兄を演じてほしいというのです。
一方、アン社長はリーダーのテギョンの反対を押し切ってミナムとの契約を進めていました。
ミナムとして事務所に連れて来られたミニョは、テギョンにスタジオへ連れ込まれ、無理やり歌わされることに。ところが、その澄んだ歌声にテギョンも反論できなくなります。
その後、ローマ行きの航空券を失ったミニョは、兄のために髪を切り、男として生きることを決意。歓迎パーティーで酔ったミナム(ミニョ)は転んだ拍子にテギョンを巻き込んでしまいます。
「美男ですね」あらすじ 2話
翌朝、唇の傷に気づいたミニョは、パーティーで誰かとキスしてしまったことを思い出します。その相手は、よりによって潔癖症のテギョンでした。
謝ろうとしたミニョは逆に騒ぎを起こし、落ちてきたトロフィーで頭を打って流血。記者に問い詰められて慌てたことから「A.N.JELLに不仲説、暴行も?」という記事が出回ります。
そんな中、アン社長は騒動を鎮めるため、ミナムのデビューを2週間後のステージに前倒しすることを決めます。
ダンス練習のあと、誰もいないシャワー室で体を洗っていたミニョですが、見張り役のマ室長が席を外した隙に男性たちが押し寄せてきます。シヌの機転でなんとか切り抜けたものの、実はテギョンはすでにミナムが女であることに気づいていました。
「美男ですね」あらすじ 3話
女であることを社長にばらすと脅されたミニョは、証拠が入ったテギョンの端末を奪おうともみ合いになります。端末がトラックの荷台に落ち、拾おうと上った途端にトラックが走り出してしまいます。必死に追いかけて彼女を助けたテギョンは、騒ぎを片付けて黙って消えろと突き放します。
一方、すりむいたミニョの手を手当てしたシヌは、自分の秘密を打ち明け、2人の距離は少し縮まります。
その頃、ミニョは叔母のミジャが事務所の職員に託した幼い頃の写真を受け取ります。ミナムがA.N.JELLに入ったのは、行方の分からない母を探すためでした。ミニョはテギョンに、母が見つかるまでバンドにいさせてほしいと頼み込みます。
テギョンは預かったミニョの大切な指輪を池に投げ捨てたように見せかけますが、本当は手元に持っていました。その後、プールでの撮影の後、女だとばれそうになったミニョは水中に潜って隠れ、意識が遠のいていきます。
「美男ですね」あらすじ 4話
プールで気を失いかけたミニョを見つけたテギョンは、慌てて飛び込み彼女を引き上げようとします。ところが、もがいたミニョの腕がテギョンのあごに当たり、助けに入ったはずのテギョンが溺れて救助される羽目に。この件はミナムがテギョンを救ったと報じられ、ファンクラブはミナムを恩人として認めるようになります。
その頃、病院では女優のユ・ヘイが撮影をしていました。テギョンの前で本性をのぞかせたヘイと彼が言い争う様子に、記者は2人の関係を怪しみます。
その後、ミニョは母に会えることを信じてついに初ステージに立ちます。ところが、ステージの後で母がすでに亡くなっていると知らされ、泣き崩れるミニョ。テギョンは何も言わず、その肩を抱き寄せるのでした。
「美男ですね」あらすじ 5話
泣き続けるミニョをテギョンが黙って抱きしめているのを見たジェルミは、シヌに不安を打ち明けます。シヌはそっとしておけと言いながらも、内心ではミニョのことが気がかりでした。
一方、アン社長はデビューステージの成功を褒め、記者のインタビューに備えるよう指示します。
ステージの後、テギョンはミニョを外に連れ出すため、ヘイの控室で女性の衣装を着せます。そこへキム記者が追ってきたため、テギョンはミニョの手を引いて逃げ出しますが、2人の後ろ姿は写真に撮られてしまいます。
そんな中、シヌはミニョを遊園地に誘い、想いを伝えようと計画します。しかし、アン社長やモ・ファランとの食事中にテギョンがエビのアレルギーで倒れ、ミニョは約束を放り出して彼のもとへ。さらに、ヘイはコーディネーターのワンを問い詰め、ミナムが女であることを突き止めます。
その後、叔母のミジャが合宿所に転がり込んできたため、ミニョはテギョンの部屋で寝ることになります。
「美男ですね」あらすじ 6話
テギョンの部屋で一夜を過ごしたミニョは、どこか落ち着かない気持ちを抱えます。
一方、ヘイはアン社長を訪ねて主演映画の試写会の招待状を渡し、練習室のテギョンにも会いに行きますが、冷たくあしらわれてしまいます。メンバーやマ室長に囲まれて大事にされているミナムを見たヘイは、妙な嫉妬心を抱きます。
その後、ミニョはソウルに来た院長シスターに会うため明洞聖堂へ向かおうとします。シヌの申し出を断った結果、テギョンの車で送ってもらうことに。その途中、テギョンはミニョのヘアピンが壊れていることに気づきます。
そんな中、ミナムの秘密を握ったヘイは、それを盾にテギョンに近づきます。秘密を暴露すると言い出したヘイを止めるため、テギョンは記者たちの前で彼女にキスをしてみせるのでした。
「美男ですね」あらすじ 7話
テギョンとヘイのキスを目の当たりにしたミニョはショックを受けます。さらにアン社長が、2人が交際していると記者に公式に認めてしまいます。
一方、ソロ曲の録音で気持ちがこもっていないと指摘されたミニョは、父の命日に合わせて田舎の墓参りに向かい、テギョンも同行します。同じ頃、モ・ファランも自分の代表曲を作ってくれた亡き人の墓を訪ねていました。
田舎では騒動に巻き込まれながらも、夜には2人で星を眺めながら語り合い、ミニョはテギョンを好きでいてもいいかと問いかけます。
その後、ミニョの歌声は切ない感情を帯びて変わり、メンバーを驚かせます。歌い終えて涙を流し飛び出したミニョを追うテギョンですが、先に駆けつけたシヌが彼女を抱きしめていました。
「美男ですね」あらすじ 8話
シヌがミニョを慰める姿を見たテギョンは、ミニョはシヌが好きなのだと思い込みます。
一方、初レコーディングを終えても元気のないミニョを見かねたジェルミは、お祝いだと言って彼女を連れ出し、スクーターで街を走ったり、自分の宝物であるバスに乗せたりして励まします。
その後、ミナムのミュージックビデオの撮影が始まり、エキストラの中にミナムの高校時代の友人が紛れ込んでいて大慌てに。テギョンも協力して正体がばれないよう立ち回ります。
そんな中、テギョンは実の親しか知らないはずの誕生日に、10年ぶりにファランから会おうと連絡を受けます。しかしファランは記者を連れて現れ、リメイク曲の話のために親しいふりをしていただけでした。こらえきれずに涙ぐむテギョンの姿を、ミニョは目撃してしまいます。
「美男ですね」あらすじ 9話
テギョンの涙を見てしまったミニョは、熱いコーヒーとともに誕生日のお祝いを伝え、こっそりプレゼントの準備に奔走します。周囲の不自然さからミニョの仕業だと気づくテギョン。1日の終わりに、ミニョは院長シスターにしてもらったことを思い出し、生まれてきてくれてありがとうと彼を抱きしめます。
一方、ヘイはミニョにちょっかいを出し、テギョンから贈られたヘアピンを取り上げてしまいます。ところが、テギョンが自分の買ったピンだから返せと迫ったことで、ヘイは大きなショックを受けます。
その後、テギョンは手作りのブタウサギ人形にピンを付けてミニョに贈ります。
その頃、モ・ファランはミニョの父コ・ジェヒョンの妹であるミジャに連絡し、ジェヒョンの双子の子どもに会いたいと申し出ます。そんな中、嫉妬にかられたヘイは、ミナムが女であることを知っているとミニョ本人に突きつけるのでした。
「美男ですね」あらすじ 10話
スタジオの近くで、ヘイはミニョに誰が一番好きなのかと問い詰め、その相手がテギョンであることを確かめます。言葉を失って座り込んだミニョを横目に、ヘイはわざと大声でテギョンを呼び、彼が来た途端に優しく慰めるふりをします。
その夜、高熱を出したミニョをテギョンは病院へ連れて行こうとします。しかし、自分のせいでテギョンに迷惑がかかることを恐れたミニョは、帰りたいと訴えます。仕方なく合宿所に戻ったテギョンは、一晩中つきっきりで看病。感謝しつつも、ミニョはこれ以上迷惑をかける前に自分は消えるべきだと思い詰めます。
そんな中、ヘイはミュージックビデオの発表会でミナムの正体を明かすよう仕向けます。当日、ミニョは女性の姿で会場に現れますが、真実を打ち明けようとした瞬間、シヌが彼女を抱きしめ、自分の恋人だと言って顔を隠すのでした。
「美男ですね」あらすじ 11話
シヌはミニョを抱えて会場を後にしますが、その拍子にミニョのヘアピンが落ち、記者たちに踏みつけられてしまいます。それを見たテギョンの表情はこわばり、ジェルミはミナムが女だった事実に固まります。
その後、テギョン、シヌ、ジェルミは対策会議を開き、全員でミニョの秘密を受け入れ、守ることを決めます。ミニョを男だと思い込んで悩んでいたジェルミは、大喜びです。
一方、ヘイは口止めをしたければ恋人のふりを続けろとテギョンに迫ります。このことから、シヌ、ミニョ、ジェルミは、テギョンがミナムの秘密を守るためにヘイと付き合うふりをしていたことを知ります。
そんな中、シヌがミニョを恋人として扱う場面が増え、テギョンの苛立ちは募る一方。ミニョをめぐってついに口論になったテギョンは、自分でも思いがけない行動に出てしまいます。
「美男ですね」あらすじ 12話
テギョンはモ・ファランから、コ・ジェヒョンが早くに亡くならなければ、自分は彼の子どもたちの母親になっていたかもしれないと聞かされ、衝撃を受けます。
一方、テギョンの本心が分からず傷ついたミニョを、シヌは自分の気持ちを込めた曲で慰めますが、またしても告白はできません。
そんな中、A.N.JELLとヘイのグラビア撮影で、ヘイはミナムがシヌを好きらしいとワン・コーディから聞き、新たな計画を立てます。ミニョにドレスを着せて化粧をさせ、好きな相手の前に立たせて恥をかかせようとしたのです。美しく変身したミニョをシヌは褒めますが、テギョンの「似合わない」という一言にミニョは涙を流し、その姿にシヌは彼女の本当の想いを悟ります。
その後、テギョンはマ室長から「ブタ鼻」の話を聞き、ミニョの気持ちが自分に向いていることに気づくのでした。
「美男ですね」あらすじ 13話
テギョンはミニョに、これからは自分を好きでいることを許してやると告げ、ミニョは涙ぐむほど喜びます。
一方、女であることを疑う記者をかわすため、ミニョはシヌの恋人役として取材を受けることに。テギョンは、ミニョが本当に自分を想っているのか確かめようとします。
そんな中、キム記者はワン・コーディが撮った女装姿のミナムの写真を見つけ、写真の女性がミナム本人だと気づいてアン社長のもとを訪れます。
その頃、モ・ファランはミジャに、コ・ジェヒョンの双子に財産の半分を譲るつもりだと告げます。その話に飛びついたミジャの手配でミニョとファランが対面しますが、ファランはミナムが実は妹のミニョであることを見抜きます。
その後、シヌはミニョを旅行に誘って想いを伝えますが、空港に駆けつけたテギョンは、飛行機に乗らずにいたミニョを抱きしめます。
「美男ですね」あらすじ 14話
空港の駐車場で、テギョンはどうしても伝えたいことがあって来たと切り出します。ところが、修学旅行中の女子高生たちのバスが止まり、テギョンに気づいたファンが大騒ぎに。自然に挨拶して離れると言うミニョの耳元で、テギョンは「好きだ」とささやきます。
一方、テギョンがミナムを見送ったという記事が出回り、テギョンはA.N.JELLの三角関係を描いたファンフィクションをミニョに読み聞かせます。
そんな中、ジェルミは2人の関係に感づいて表情を曇らせ、マ室長もテギョンを問い詰めますが、テギョンは見せつけるようにミニョを抱き寄せます。ミニョへの想いが届かないと知ったジェルミは、自分の気持ちを歌に託します。
その後、ミニョは父とファランの過去の関係を知り、ファラン本人に確かめに行きます。そこに居合わせたテギョンは、母が愛した相手がミニョの父だったと知り、ミニョにもう顔も見たくないと突き放すのでした。
「美男ですね」あらすじ 15話
キム記者がミナムとミニョを同席させてインタビューしたいと申し入れてきたため、シヌはミニョを遠くへやるべきだと提案します。こうしてA.N.JELLは沖縄での日本のスケジュールを組み、帰国日にはアメリカから本物のミナムが戻ってくることに。ミニョはA.N.JELLとして過ごすのもこれが最後だと知り、悲しみに暮れます。
一方、日本でシヌは、好きな女性はミニョだと打ち明け、彼女の正体に以前から気づいていたことを明かします。その様子を見ていたテギョンと目が合ったシヌは、ミニョが振り向けないよう強く抱きしめます。
その後、テギョンはミニョのもとを訪れ、彼女の父が母のために作った曲の意味を伝え、これまでの冷たい態度とファランの行いを詫びます。しかしミニョは別れを告げて去り、残されたテギョンはひとり涙を流します。
本物のミナムが加わり、A.N.JELLの活動は元通りになりますが、ある日ネット上でミニョらしき女性が歌う動画が見つかり、メンバーは彼女の行方を探し始めます。
「美男ですね」あらすじ 16話(最終回)
弘大(ホンデ)の街角で、テギョンとミニョは偶然すれ違います。しかし、テギョンに気づいたファンが集まってきたため、ミニョは頭を下げただけで姿を消してしまいます。
そんな中、マ室長と再会したミニョは、ミナムがアン社長に内緒で地方のイベントに出ていてばれそうだと泣きつかれ、少しの間だけ再びミナムになってほしいと頼まれます。
一方、変装に気づかないテギョンは、ミナム(ミニョ)に、自分は元気にしていると妹に伝えてほしいと頼みます。その言葉に、ミニョは涙をこらえきれません。
その後、酒席で酔いつぶれたミニョの手を見て、テギョンは彼女がミニョだと気づきます。それでもミニョは旅立つ決意を変えず、2人は再び離ればなれに。
迎えたA.N.JELLのコンサート当日、テギョンは客席のどこかにいるミニョに向けて歌い、会場の明かりをつけて彼女を探し出します。ファンの間を駆け抜けて彼女を抱きしめたテギョンは、愛していると伝えます。
その夜、星を眺めながら、テギョンは星のネックレスをミニョに贈ります。つかんだ星を二度と離さないと誓い合う2人の姿で、物語は幕を閉じます。
