
※本記事は最終話までのネタバレを含みます。
「ロマンスの絶対値」あらすじ 1話
昼は目立たない女子高生、夜はBL小説を書くウェブ作家というヨ・イジュ。読者はほとんどおらず、秘密を知る弟のイドには口止め代わりにコーラをせびられています。
ある朝、向かいの家に越してきた男性たちを物陰から観察していたイジュは、虫を払う仕草を「盗撮」と誤解されてしまいます。詰め寄ってきたカ・ウスともみ合いになり、スマホの画面が割れてしまいました。
その後、学校へ行くと、4人のイケメン新任教師が赴任したと大騒ぎになっています。その中には、今朝のウスの姿もありました。
イジュは親友ゴヤと売店へ向かい、悪態をつきながら教室に戻ります。すると、教壇に立っていたのは、最悪の出会いをしたばかりのウスでした。
「ロマンスの絶対値」あらすじ 2話
数学教師でもあるウスが、そのままイジュのクラスの担任になりました。ウスは模試の点数を尋ね、イジュが「4点」と答えると「小学校からやり直せ」と言い放ちます。
一方、同僚のドンジュは「根はいい人なんだ」とイジュをフォローしますが、ウスへの苦手意識は消えません。
そんな中、教師たちの親しげなやり取りを目撃したイジュは、創作意欲に火がつきます。体育の長距離走では妄想を振り払うように走り、好記録を出して、ギジョンから放課後授業に誘われました。
その夜、イジュは体育教師と国語教師をモデルにした新作を書き始めます。さらにウスの言葉から着想を得て、数学教師をモデルにした人物も登場させました。
書き上がった物語の手応えは十分ですが、実在の教師を題材にしたことへの後ろめたさから、投稿するかどうかは迷ったままでした。
「ロマンスの絶対値」あらすじ 3話
登校中、イジュは目の前を歩くウスが突然倒れる場面に遭遇します。助け起こしたものの、探すのを手伝っていた最中に、うっかりウスの眼鏡を踏んで壊してしまいました。
そのことを言い出せないまま、教師たちの車で一緒に登校することになります。車内の会話は、イジュの妄想をさらに刺激しました。
学校では、ウスに眼鏡の件を問い詰められますが、イジュはとっさに否定してしまいます。
その後、ウスは反省文の代わりに、校則を破りがちなジアの担当をイジュに押しつけます。イジュは仮病で気を引こうとしますが、あっさり見抜かれ、減点まで受けました。
放課後、イジュはこっそり直した眼鏡を持て余します。冷たい態度への怒りが込み上げ、ついに眼鏡を敷地内のゴミ箱へ捨ててしまうのでした。
「ロマンスの絶対値」あらすじ 4話
翌日、ウスは体調不良で学校を休みます。あの眼鏡は特殊な品で、代わりがなく、なくしたせいで具合を崩していたのでした。
事情を知ったイジュは、慌てて自転車でゴミ収集車を追いかけます。泥まみれになりながらごみをかき分け、眼鏡を見つけ出しました。
イジュは弟に眼鏡を届けさせて、うやむやにしようとします。しかし、ウスはすべてお見通しでした。
ウスは、眼鏡が約1000万ウォンの価値だと告げ、弁償の代わりに放課後の数学授業の準備と片付けを命じます。楽しみにしていた体育の授業には出られなくなりました。
落ち込むイジュですが、家でウェブ小説を開くと、投稿した『僕たちは友達だった』がランキング1位になっていました。イジュはウスに言われた言葉をそのまま登場人物のセリフに取り入れ、次の話を書き始めます。
「ロマンスの絶対値」あらすじ 5話
眼鏡が戻って元気になったウスは、以前にも増してイジュに厳しく接します。理由は、ドンジュに聞かれて答えたとおり、「数学が4点なのが許せない」というものでした。
イジュは体育のギジョンに誘われながらも、結局ウスに押し切られて、数学の放課後授業に通うことになります。
そんな中、留学生ジェニーが開いたパジャマパーティーに参加します。ジェニーは、自慢していた恋愛話が実は小説の受け売りだったと打ち明けました。一方のイジュは、自分がBL作家であることは友達にも言えないままです。
宿題を解けずに叱られる場面もありました。
その後、イジュは図書室で新作の執筆に没頭します。ふと背後に人の気配を感じて振り返ると、そこに立っていたのはウスでした。イジュの秘密がついに知られてしまいます。
「ロマンスの絶対値」あらすじ 6話
ウスはその場で小説を読み、登場人物のモデルが教師たちであること、自分が口にしたセリフまで使われていることを指摘します。「消すか、保護者を呼ぶか」と迫られ、イジュは涙ながらに懇願しました。
一方、小説を読んだウスも、同僚たちが親しくしている姿に小説の場面を思い出すなど、すっかり影響を受けていきます。
翌日、ウスが問題にしたのは、モデルにされたことよりも、自分が脇役だったことでした。ウスは「自分を主役に書き直すこと」と「投稿前に自分が確認すること」を条件に、削除を見送ります。
その頃、校長は人気番組の取材を受けると発表し、ウスにも出演を求めますが、ウスは断ります。
数日後、イジュはウスの要求どおりの原稿を見せて投稿の許可を得ます。しかし、実際にアップしたのは、本来の展開の原稿でした。
「ロマンスの絶対値」あらすじ 7話
ウスに見せたものとは別の原稿を投稿してしまったイジュに、ダジュが取材当日のウスの授業を隠し撮りするよう迫ります。断りきれず、イジュはカメラを持って教室に入ります。
授業中、ウスはカメラに気づき、イジュも見つかってしまいます。ここでイジュは、ウスが幼い頃に誘拐被害に遭い、カメラを強く恐れていることを知りました。
校長はウスの出演を求め、応じない同僚たちの立場を盾に圧力をかけますが、ウスはトラウマに耐えながら授業を続けます。
その後、イジュはベンチに座るウスに謝ります。ウスは「信じたから、裏切られた気持ちが大きい」と静かに答えました。
その直後、イジュは腹痛に耐えきれず、ウスの目の前で倒れてしまいます。
「ロマンスの絶対値」あらすじ 8話
ウスは倒れたイジュを背負い、病院へ駆け込みます。重い病気だと思い込んだイジュでしたが、診断は「便秘」でした。恥ずかしさのあまり、イジュは布団にもぐり込みます。
翌日、ウスはジアのことをイジュに相談し、「君ならジアと向き合えると思っていた」と伝えます。イジュは、ウスが自分を信頼していたことを知りました。
その後、図書室で新作を見せると、ウスは意外にも「自分のやり方で書け」と告げます。ウスは、数学の無理数の逸話を引き合いに、「理解したい」と語りました。
帰り道、その言葉を思い出したイジュの胸は高鳴ります。
「ロマンスの絶対値」あらすじ 9話
イジュは、ウスの言葉にときめいた理由が分からず、「洗脳されているだけ」と自分に言い聞かせます。しかし、翌朝は家の前でウスを待ってしまい、授業中も視線を追ってしまいます。
ゴヤに相談すると、「それは沼に落ちるのを認めない時期だ」と言われます。しかしゴヤは、イジュが仲良く話すドンジュが相手だと誤解し、二人の間はぎくしゃくしてしまいます。
一方、フィールズ賞を受賞したナ・ドゥリの話題が出て、ダジュがウスを刺激する一幕もありました。
その夜、小説を書いても、ヒーローの姿はウスに重なってしまいます。
そんな中、イジュはカフェでウスを見かけます。すると、そこに見知らぬ女性が現れ、ウスに抱きつきました。強い衝撃を受けたイジュは、自分の気持ちが恋だと認めざるを得なくなります。
「ロマンスの絶対値」あらすじ 10話
カフェの女性は、ウスの中学時代の同級生で数学者のドゥリでした。イジュは、二人の親しげな様子に自分では及ばないと感じ、小説の中でドゥリを悪役にして気を紛らわせます。
学校では、酒の匂いをさせたジアが問題になります。ウスは校長にかけあい、ジアの処分を軽くしようと動きました。
その頃、ウスはドゥリから、アメリカでの数学の共同研究に誘われて悩んでいました。ドンジュは「夢を優先しろ」と背中を押します。
その帰り道、二人の会話を偶然聞いてしまったイジュは、思わず声をかけます。渡米の話を知ったイジュは、大きなショックを受けるのでした。
「ロマンスの絶対値」あらすじ 11話
イジュは、ウスの渡米が頭から離れず、執筆にも身が入りません。
そんな中、ジアが学校に来なくなります。ジアの手にあざがあったことを思い出したイジュは、ジアの居場所を探し、そこでウスと合流します。二人はジアのアルバイト先を回り、酒を飲まされているジアを見つけました。
直後に借金取りが現れ、ジアを連れて行こうとします。ウスはジアの借金を肩代わりして追い返し、「大人になったら、困っている子を助けてやれ」と告げました。
翌日から、ジアは遅刻せず登校するようになります。
しかし、ジアは再び借金取りに連れ去られてしまいます。ウスは一人で借金会社に乗り込みますが、暴行を受けます。
そこへイジュがギジョンたちを連れて駆けつけると、傷だらけのウスの姿がありました。
「ロマンスの絶対値」あらすじ 12話
ボロボロのウスを前に、真っ先に動いたのは、普段は温厚な国語教師のドンジュでした。借金取りたちを一人で叩きのめし、破れた服の下から、タトゥーがのぞきます。
一方、イジュを心配して待っていたゴヤは、帰宅したイジュを抱きしめます。イジュはそこで、ウスが好きだと打ち明け、二人は仲直りしました。ただし、ドンジュのタトゥーの話を聞いたゴヤは、複雑な表情を浮かべます。
その頃、ウスの傷を手当てしながら、ギジョンはドンジュと昔の思い出を語り合っていました。
翌日、ジアはすっかり真面目になり、ウスの怪我に驚く生徒たちの前で、ウスは何事もなかったように授業をします。
ゴヤの後押しを受けて、イジュは告白を決意します。放課後、校庭でウスを呼び止めました。
「ロマンスの絶対値」あらすじ 13話
ウスを呼び止めたものの、イジュは告白できず、「放課後授業がつらい」と別の話をしてしまいます。ウスは「10年前にあれだけ言ったのに」と、意味ありげな言葉を返しました。イジュには何のことか分かりません。その様子を、ハスが陰から見ていました。
そんな中、イジュはウスへの告白を、小説の中の場面として書きます。しかし、翌日、ウスは小説に厳しい感想を述べ、宿題の忘れも叱られてしまいました。
一方、生徒たちの間では、ウェブ小説の登場人物が先生たちに似ていると噂になります。ハスは、セリフや癖から、作者がイジュだと疑い始めました。
さらにイジュは、ウスがドゥリと楽しそうに電話する姿を見て落ち込みます。
そんな中、ウスは「書き始めた頃の気持ちを思い出せ」とイジュを励まし、ハスからもらったジュースを渡します。その場面を、ハスは物陰から見ていました。
「ロマンスの絶対値」あらすじ 14話
ウスに疑いを向けていたハスは、イジュの小説のことを密告します。しかしウスは「知っている」と答えました。特別扱いだと怒ったハスは、小説の件を学内に広めてしまいます。
校内は大騒ぎになり、校長の耳にも入りました。ゴヤは事情を聞き、イジュを励まします。
校長は、イジュを退学にするとし、指導委員会を開くと告げます。ウスは「人生は終わらない」とイジュを励まし、自分も責任を取ると伝えます。
その頃、小説のモデルにされた教師たちも、初めて小説を読んで困惑していました。
その夜、イジュは父の「悩みはいつか自分を守る鎧になる」という言葉に背中を押され、両親にすべてを打ち明けます。そして、実在の人物をモデルにしたことを読者に謝り、自分の手で小説を削除しました。
「ロマンスの絶対値」あらすじ 15話
指導委員会が開かれます。母は「小説は娘の心の支えだ」と訴え、ウスは小説を知りながら書くことを許したと打ち明けて、寛大な処分を求めました。イジュ自身も、反省したうえで「書くことは続けたい」と伝えます。
一方、小説の削除を惜しむ声は、10万件にのぼっていました。校長は印税の話なども聞いて、態度を和らげます。結果は、5日間の停学でした。
その夜、イジュはウスに礼を言いに行きますが、「初めての教え子だから」と言われて、少し落ち込みます。
停学が明けると、ハスが謝罪し、イジュは許して和解します。
その後、ドゥリが特別講義のために学校を訪れます。イジュは、恋敵の実力を見て、かなわないと感じました。
放課後の数学テストで、イジュは答案の裏に「ロマンスの絶対値を求めよ」という問題を書いて提出します。そしてウスに問われると、「私にとってのロマンスの絶対値は、先生です」と答えました。
「ロマンスの絶対値」あらすじ 16話(最終回)
告白のあと、ウスに土曜日の予定を聞かれたイジュは、デートだと思い込みます。しかし、当日に集まっていたのは、放課後授業の生徒たちでした。
数日後、ウスは突然、目が見えなくなり、再び角膜の手術を受けることになります。ドンジュから病院を聞いたイジュは、学校を抜け出して駆けつけました。
病室でウスは、「10年前の約束」を語り始めます。病院で泣いていた幼いイジュに算数を教え、「100点を取る」と約束したのが、若き日のウスでした。ウスはこの約束をきっかけに、数学教師になっていたのです。
やがて2年生の最後の日を迎え、ジェニーが帰国します。イジュは小説を完結させ、出版も決まりました。
春休みの間だけアメリカで研究することにしたウスを、イジュは見送ります。その夜、初雪が降りはじめ、イジュは「私の初雪」と大はしゃぎしました。
