韓国ドラマ「Missホンは潜入調査中」(原題:언더커버 미쓰홍/アンダーカバー・ミス・ホン)は、2026年1月17日から3月8日までtvNの土日ドラマ枠で放送された全16話の作品です。日本ではNetflixで配信されています。
舞台は1997年、IMF危機前夜のソウル・汝矣島(ヨイド)。35歳のエリート証券監督官ホン・グムボ(パク・シネ)は、ハンミン証券の裏金を暴くため、妹の名義を借りて20歳の高卒新入社員「ホン・ジャンミ」になりすまし潜入します。ところが新社長として現れたのは、9年前に別れた元恋人シン・ジョンウ(コ・ギョンピョ)でした。
女子寮301号室のルームメイトたちとの友情、内部告発者「イェッピ」の正体、そして会長一族の裏金をめぐる攻防は、最終回でどう決着するのか。ここでは1話から最終回までのあらすじを、各話ごとにネタバレありで紹介します。

「Missホンは潜入調査中」あらすじ 1話
証券監督院のホン・グムボは、株価操作裁判で偽証を求める買収を拒み、逆に企業の不正を告発する硬骨の監督官。ハンミン証券の裏金捜査を任された彼女のもとに、「イェッピ」と名乗る人物から裏金帳簿があるというメールが届きます。待ち合わせ場所に現れたのは、内部告発を決意したハンミン証券社長カン・ミョンフィでした。
二人は手を組み、家宅捜索の令状も下りますが、その直前にミョンフィは交通事故で死亡。捜査は打ち切られ、グムボはミョンフィと内通していたことを理由に減給と待機処分を受けます。
そんな中、上司のユン・ジェボム局長は、ハンミン証券の新入社員として潜入する作戦を提案。一度は反発したグムボも、ミョンフィの死に疑念を抱き、3か月以内にイェッピを見つけて帳簿を手に入れると決意します。
妹ホン・ジャンミの名義で入社試験を首席で突破したグムボは、女子寮301号室へ。そこにはカン・ノラ、キム・ミスク、そしてミョンフィの秘書だったコ・ボクヒがいました。
「Missホンは潜入調査中」あらすじ 2話
20歳の新入社員「ミス・ホン」として出勤を始めたグムボは、学歴や出自で同僚を見下す空気に黙っていられず、ルームメイトのボクヒをかばって大げんかに。これをきっかけに二人の距離は縮まります。
その後、グムボは窓際部署の危機管理本部に配属され、レンタルビデオ店で揉めたアルバート・オと再会。
一方、亡きミョンフィの後任として就任した新社長は、なんと元恋人のシン・ジョンウでした。正体がばれないよう、グムボはボクヒと協力して会議を乗り切る策を練り、ボクヒは秘書の座を守ります。
しかしボクヒには、前の職場で横領の疑いをかけられた過去があり、イェッピが渡すはずだった裏金帳簿を密かに持っていることも判明。
その頃、グムボはミョンフィのスケジュール記録を手に入れるため社長室に忍び込み、ジョンウと鉢合わせ寸前のところで幕を閉じます。
「Missホンは潜入調査中」あらすじ 3話
社長室でジョンウに見つかったグムボは、名前を呼ばれても「妹のジャンミです」と言い張り、正体を認めません。ジョンウは彼女の動向を探り始めます。
その後、裏金帳簿の手がかりを追っていたグムボは、株価操作に加担していた社員の大量の誤発注を見つけて止めます。ところがこの一件は、本来ひっそり進めるべき潜入捜査の妨げに。「誤発注」の噂は汝矣島じゅうに広まり、会社が抱えた30億ウォンの損失の責任は新入社員のジャンミに押しつけられる流れになっていきます。
グムボは解雇の危機に立たされることになります。
「Missホンは潜入調査中」あらすじ 4話
懲戒委員会にかけられたグムボは、30億ウォンの損失を取り戻すため、投資会社「ワンミリオン・インベストメント」から注文取り消しの同意書をもらってくるよう命じられます。この騒動の裏で糸を引いていたのは、トレーディング部のソ・ギョンドン部長。裏金づくりを狙うカン・ピルボム会長の意向に沿った動きでした。
一方、ジョンウはグムボの両親が営むチキン店まで訪ねますが、グムボは再び「妹のジャンミ」だと言い張ってかわします。
301号室の仲間たちは、証券情報のパソコン通信「汝矣島海賊団」に匿名で書き込み、投資会社の代表をあぶり出す作戦を決行。グムボは国外に逃げようとする代表を空港で追い詰めて同意書を手にし、解雇を免れます。
その夜、ルームメイトたちが祝杯をあげて寮に戻ると、部屋のクローゼットに何者かが潜んでいました。
「Missホンは潜入調査中」あらすじ 5話
クローゼットに隠れていたのは、ミスクが養護施設から連れてきた6歳の娘ボムでした。ボクヒとノラは一緒に暮らそうと言いますが、面倒に巻き込まれたくないグムボは強く反対します。
その頃社内では、ソ・ギョンドン、パン・ジンモク、チャ・ジュンイルの3人の中に内部の密告者がいるという噂が広まり、抜き打ちの監査が行われます。グムボはイェッピ候補を絞れず混乱しますが、9年前の会計不正事件にパン・ジンモク課長が実務担当として関わっていたことが明らかに。
一方、ジョンウはグムボの身辺を調べ、彼女がジャンミになりすまして内部告発者を探していると確信。さらにピルボム会長の娘ノラとの見合いに応じ、その狙いに謎を残します。
結局ボムは寮で暮らすことになりますが、会長の秘書室長ソン・ジュランがグムボの顔をじっと見つめ、新たな危機を予感させます。
「Missホンは潜入調査中」あらすじ 6話
ソン室長がつくった女子社員の会「女狐会(ヨウフェ)」。その優秀社員の口座が、実は裏金の隠し場所に使われていたことが判明します。ボクヒは歴代受賞者リストが裏金口座と一致すると気づき、自分の口座にも金があるはずだと喜びますが、グムボに見つかってしまいます。
その頃、刑務所から届いた手紙におびえるボクヒ。差出人は、かつて彼女に暴力を振るった兄コ・ボクチョルでした。出所したボクチョルがボクヒに手を上げると、グムボが飛び蹴りで撃退。ボクヒが彼の出所前に金を手にして逃げるつもりだったことを、グムボは見抜きます。
一方、エレベーターに閉じ込められたジョンウは、なぜ偽装就職したのかとグムボを問い詰めます。
その後グムボは、ユン局長から「ワンミリオンを探している人物がいる」とカーセンターの名刺を受け取り、現場へ。そこでアルバートと話していたカーセンターの社長が、かつて自分を拉致しようとした男だと気づき、衝撃を受けます。
「Missホンは潜入調査中」あらすじ 7話
アルバートとカーセンター社長ポン・ダルスの接触に疑いを抱いたグムボは、アルバートが隠していたミョンフィの交通事故報告書を発見。問い詰めると、アルバートは慕っていた叔父ミョンフィの死の真相を追っていると明かします。さらに、ミョンフィが亡くなった日、ソン室長がピルボム会長の指示で密かに何かを動かしていたことも判明します。
一方、ボクヒは兄から逃げる資金を得ようと口座の裏金を引き出そうとしますが、その前に金は優秀社員に選ばれたグムボの口座へ移されていました。しかもボクヒが古い雑誌に隠していた帳簿は、寮の大掃除でノラが焼却炉に捨ててしまいます。
ユン局長から作戦終了を命じられたグムボは、最後の手段としてイェッピにメールを送り、返信を受け取ります。待ち合わせ場所に現れた人物を追いかけるものの、取り逃がしてしまいます。
翌日、グムボは自信に満ちた笑みでパン・ジンモク課長を指さすのでした。
「Missホンは潜入調査中」あらすじ 8話
グムボがイェッピの正体を突き止めた方法は、パン・ジンモク、ソ・ギョンドン、チャ・ジュンイルの3人のキーボードをわざと壊すことでした。届いた返信にピリオドが打たれていなかったことから、イェッピはパン課長だと確信します。
正体を明かして面会したグムボに、パン課長はピルボム会長の裏金処理に疲れ果て、手を引きたかったと打ち明けます。生前のミョンフィに裏金の記録を渡して内部告発に協力していたものの、ミョンフィの死で計画は頓挫。帳簿の写しも残っておらず、これ以上は協力できないと線を引きます。
そんな中、1997年のIMF危機がハンミン証券を直撃。公的資金を受けるために粉飾会計で乗り切ろうとする会社の動きを、グムボは阻止します。しかし社員の生活を案じるパン課長とは、ここで考えが食い違うことになります。
「Missホンは潜入調査中」あらすじ 9話
IMF危機でハンミン証券が売ったファンドの利回りがどん底に落ち、顧客から告訴が相次ぎます。娘の家を用意したい一心で販売に奔走していたミスクは、追い詰められてグムボと会長宛てに手紙を残し、命を絶とうとします。グムボへの手紙には、かつて会計法人時代に自分を助けてくれた恩人がグムボだったこと、そしてミスクがその正体に気づきながら黙っていたことがつづられていました。
ミスクが倒れたことに激高したボクヒは、ノラがピルボム会長の実の娘だと暴露。グムボは衝撃を受け、301号室は冷え込みます。
一方、ジョンウは海外投資会社DKベンチャーズを呼び込み、ハンミン証券の買収とリストラが進行。ソ部長は退職、パン課長は解雇対象となり、危機管理本部も解体されます。
そんな中、焼失したと思われた裏金帳簿が、ボムのスケッチブックの間から見つかります。グムボはそれを監督院に渡すのではなく、ボクヒに「一緒に裏金を盗まない?」と持ちかけます。
「Missホンは潜入調査中」あらすじ 10話
グムボは証券監督院に辞表を出し、不利な新契約にサインしてまでハンミン証券に残ります。ジョンウはそれが気に入らず、ユン局長に電話して彼女を追い出そうと画策します。
一方、寮を出たノラは本部長代理として会社に戻り、ミスクの入院費を払いますが、ルームメイトたちの態度は冷たいまま。寮監にボムの存在がばれると、グムボは自分の両親にボムを預けます。
最初は裏金強奪の誘いを断ったボクヒも、同僚の娘のために動くグムボの姿や、4人で過ごした日々を思い出し、計画に加わることに。
そして作戦決行の日。ノラがグムボの身代わりとして出社する間に、グムボは自分の口座に流れ込んだ裏金を引き出すため地方の銀行へ向かいます。最後の関門は、ソン室長による電話での本人確認。ノラがソン室長を足止めし、ボクヒが室長室で気をもむ中、グムボは支店長が電話をかける様子を見守ります。
「Missホンは潜入調査中」あらすじ 11話
ボクヒがソン室長の声をまねて銀行側の確認を乗り切り、グムボは裏金の引き出しに成功。グムボはユン局長に、裏金を手にしたこと、そしてハンミン証券を買収する計画を打ち明けます。
301号室に240億ウォンの裏金が積み上がる中、ボクヒは山分けして米国へ逃げようと持ちかけますが、グムボは拒否します。
その頃、ハンミン証券とDKの関係をめぐる噂が汝矣島海賊団に書き込まれ、ジョンウとオ・ドクギュ常務はサイトを閉鎖させます。すると「船長」は、手を出せばハンミン証券の裏金帳簿を暴露すると予告。グムボはニセの社外秘文書をエサに船長の正体を探り、その正体がアルバート、メンバーにイ・ヨンギ課長がいたことを突き止めます。
クリスマスイブ、グムボの誕生日パーティーに現れたアルバートは彼女の正体を知り、二人は協力関係に。ヨンギとボクヒも加わった4人は、裏金を奪ってハンミン証券を手に入れる計画を立てます。最初の標的は、国内の裏金を管理するオ常務でした。
「Missホンは潜入調査中」あらすじ 12話
グムボたちが狙うのは、政治家の裏金の利息を運ぶオ・ドクギュ常務。古い紙幣を使った詐欺の手口をヒントに、口の軽い元同僚ナム・ドンギを使って「旧札で裏金を洗浄できる」という噂を汝矣島に流し、匿名でオ常務に手数料が稼げるマネーロンダリングを持ちかけます。
まんまと乗ったオ常務は支店の金庫からも金を持ち出し、二度目の取引ではレンガで重さをごまかした箱とすり替えられ、多額の裏金を奪われてしまいます。
覆面姿の息子に気づかないほど自分本位な父の姿に傷つくアルバートを、グムボは9年前の自身の苦い経験を話して慰めます。慌てるオ常務にアルバートが持ち株の売却を勧め、その株は海賊団が密かに買い取ります。
一方、ジョンウはユン局長から、9年前の会計不正事件の後に命を絶った会計士が局長の弟だったことを聞き、心を揺さぶられます。
ラストでは、ハンミン証券の裏金が引き出されたと知ったソン室長が愕然とします。
「Missホンは潜入調査中」あらすじ 13話
ジャンミ名義の口座から裏金が消えたことを知ったソン室長は、ジャンミの正体が妹の名義で潜入した監督官ホン・グムボだと突き止めます。ボクヒを脅して寝返らせようとし、グムボにも圧力をかけるソン室長。これに対しグムボは、ジョンウを社長の座から降ろせば裏金を返すと切り返します。
一方、意識を取り戻したミスクは娘ボムやルームメイトたちと再会。
その頃、ノラはグムボとジョンウの会話を盗み聞きし、二人の過去と潜入作戦を知ります。ジョンウは、9年前の会計不正事件への後悔から同じ過ちは繰り返したくないと語ります。
グムボはジョンウとDKベンチャーズの密談を録音したファイルをソン室長に差し出し、新たな切り札に。報告を受けた会長はDKに寝返りを持ちかけ、ジョンウは社長を解任され、ノラとの婚約も破談となります。
ラスト、行き場を失ったジョンウに、グムボは汝矣島海賊団への合流を持ちかけます。
「Missホンは潜入調査中」あらすじ 14話
ジョンウはグムボから裏金帳簿と計画を明かされ、悩んだ末に海賊団に加わります。ボクヒ、アルバート、ヨンギを含む5人は新しいホームページを開設し、グムボは代表として表に名前を出し始めます。
一方、ピルボム会長は空席の社長の座にアルバートかノラを据えると宣言し、海賊団の「船長」探しを命じます。グムボの指示で、アルバートは父のオ常務に自分が船長だとほのめかします。動揺した常務は無関係の人物を船長だと偽って報告し、その手柄でアルバートが社長に。しかしソン室長が父子の会話の録音を会長に渡し、女狐会の裏金問題も押しつけたことで、オ常務は会社を追われ、アルバートもすべてを失います。
その頃、海賊団はソン室長の金庫に決定的な証拠があるとにらみ、密かに金庫を開けて国内の裏金をすべて奪還。空になった残高を見たピルボム会長は激怒し、グムボとジョンウへの反撃を企てます。
「Missホンは潜入調査中」あらすじ 15話
ミスクの職場復帰を祝ってグムボの実家のチキン店に集まった301号室の4人。そこへポン・ダルス一味が押し入りますが、グムボの両親が意外な武術の腕を見せて撃退します。さらにノラは、10歳のとき自分を誘拐しようとした犯人がダルスだったと証言します。
グムボは記者会見で素顔を明かし、ハンミン証券と正面から対決。会長はグムボの悪い噂を流し、ソン室長はボクヒを前の職場での横領容疑で逮捕させて反撃します。この過程で、ノラはグムボに冷たく背を向けてしまいます。
一方、誘拐未遂の犯人がソン室長の右腕だと知ったチェ・インジャは、会長がソン室長をかばったことに深く傷つき、自分の持ち株を海賊団に譲ります。
会長解任を問う臨時株主総会では、チャ部長の手助けで会場に入ったグムボたちが、元社員らの賛成票を集めますが、議案は否決されてしまいます。
ところが会長がノラを新たな顔として立てた記者会見で、ノラは女子社員の制服姿で現れ、自分の株を汝矣島海賊団に譲ると宣言します。
「Missホンは潜入調査中」あらすじ 16話(最終回)
ノラは、自分の名義でつくられたハンミン証券の海外裏金の存在も暴露します。追い詰められたピルボム会長は、ソン室長に後始末を押しつけて一人で国外へ逃げようとします。それに気づいたソン室長は現金を手に逃げようとしますが、右腕ポン・ダルスに捕まり、ダルスが会長と通じていたことを知ります。
会長の横領・背任裁判では、証拠がそろいながらも劣勢に。グムボはイェッピの正体を守るというパン課長との約束を最後まで貫きますが、傍聴席にいたパン課長自らが証人として名乗り出て、決定的な証言をします。
さらにダルスのカーセンターから、9年前の会計不正事件の後に亡くなった会計士の遺品が見つかり、その死がダルスの仕業だったことが明らかに。地下室に閉じ込められていたソン室長はグムボたちに救出され、ダルスは逮捕されます。そして会長は、チェ・インジャに欺かれて自ら警察署へ向かうことになります。
それから1年。チャ部長はハンミン証券の新代表として変わろうと努め、ボクヒは興信所を営み、ノラは留学を経てパティシエに。ジョンウとは握手で思いを整理したグムボは、ユン局長の復職の提案を受け、保険会社の経理として新たな潜入捜査に乗り出すのでした。
