
※本記事は最終話までのネタバレを含みます。
「キリゴ」あらすじ 1話
ある女子高生が、自分の名前と生年月日を書き、同級生たちの死を願う動画を撮影したのち、カッターナイフで自ら命を絶つ――。物語はそんな不穏な場面から始まる。
現在。ソリン高校に通う陸上の有望選手ユ・セアは、同じマンションに住むキム・ゴヌとひそかに交際中。二人はイム・ナリ、カン・ハジュン、チェ・ヒョンウクと仲良しグループだった。
数学模試で秀才のハジュンと並び、ヒョンウクが満点を取る。ヒョンウクは「名前と生年月日を映して願いを録画すれば叶うアプリ“キリゴ”のおかげだ」と打ち明けるが、誰も本気にしない。
そんな中、ヒョンウクのアプリには24時間のタイマーが表示される。さらに友人たちが自分を馬鹿にしているような不審な電話がかかってきて、彼は追い詰められていく。
一方、週末の特訓が決まったセアを気づかい、ゴヌもアプリに「セアの練習が中止になるように」と冗談半分で願ってしまう。
翌日、タイマーがゼロになった瞬間、ヒョンウクは何かに操られるように、セアの目の前でカッターで自らの首を切って命を落とす。
「キリゴ」あらすじ 2話
ヒョンウクの死によって、週末の特訓は中止に。ゴヌの願いが叶ってしまったと気づいたセアは練習を再開しようとするが、体育館の天井板が目の前に落ちてくる。ゴヌのスマホでも24時間のカウントダウンが始まっていた。
セアの家に集まった仲間たち。ハジュンがアプリを解析して止めようとするが失敗し、その直後、ゴヌが何かに取り憑かれたように暴れ出す。セアはやむなくノートパソコンで彼を殴って止め、ゴヌは病院に運ばれる。
その頃、ハジュンのもとには、長く疎遠だった巫女の姉ヘッサル(カン・ハヨン)から「そのアプリは呪いの媒介だ」と警告の電話が入る。
意識の戻らないゴヌを救うため、セアは自らキリゴに「ゴヌを助けて」と願う。ゴヌのタイマーは止まったものの、今度はセアのカウントダウンが始まる。
一方、ナリもまた、ゴヌのタイマーが止まったことに気づいていた。
「キリゴ」あらすじ 3話
ハジュンはセアを連れ、山奥で暮らす姉ヘッサルのもとへ向かう。会社員から巫女になった姉と、その夫で同じく霊能の道を歩むパンウルが二人を迎える。到着早々、セアは不気味な電話を受けて異変を起こす。
ヘッサルは儀式を行い、セアの魂をこの世とあの世の狭間へ送り出す。3つの扉をくぐり抜ければ助かるが、途中で決して振り返ってはならない。セアはヒョンウクの死や、交通事故で亡くした両親の記憶に揺さぶられながらも進んでいくが、最後に悪霊にだまされ振り返ってしまう。
呪いの空間に取り残されたセアを、ヘッサルが危険を冒して連れ戻し、タイマーはひとまず止まる。
しかしヘッサルは、セアはまだ呪いとつながったままだと告げる。呪いを完全に断つには、その核となる物(メヒュン)を見つけて壊さなければならない。それはセアが呪いの空間で目にした「赤いスマホ」だと考えられた。
「キリゴ」あらすじ 4話
悪夢にうなされるセア。その夢には血まみれの少女の霊が現れる。
ハジュン、セア、パンウルは、キリゴの出どころを探るため、ヒョンウクのオンライン仲間ミンスをたどる。ミンスから、アプリの背景にはソリン高校の元生徒クォン・シウォンとト・ヘリョンにまつわる噂があると聞き出す。
3人はシウォンの実家を訪ねる。そこは祭壇が残る不気味な廃屋だった。セアは霊に導かれるように庭を掘り、シウォンとヘリョンが一緒に写った写真などを見つける。
キリゴが学生向けアプリコンテストの応募作品だったと突き止めた一行は、願い動画が学校のサーバーに残っていると考え、夜のソリン高校に忍び込む。
そんな中、サーバーのデータを調べていたセアとハジュンは、酔ったナリがヒョンウクの死を願う動画を見つけてしまう。
「キリゴ」あらすじ 5話
時間はさかのぼる。ヒョンウクの死の前夜、ナリは知人のイ・ドンジェらと酒を飲み、キリゴの噂を耳にする。冗談のつもりで「ヒョンウクとドンジェが死ねばいい」と願った翌日、ヒョンウクが亡くなり、ドンジェも死んだと知ったナリは恐怖と罪悪感に襲われる。
ナリのタイマーは、ゴヌが願った時点で一時停止していた。やがて彼女は、後から誰かが願えば前の人のタイマーが止まる仕組みに気づき、ゴヌのタイマーが止まったのはセアが願ったからだと察する。
さらに、セアとゴヌが交際していると知ったナリの中で、ゴヌへの想いは嫉妬へと変わっていく。悪霊が送った偽のメッセージにも心をかき乱され、ナリの目には赤い糸が入り込む。
その夜、退院したゴヌはナリと学校へ忍び込み、手がかりを探す。しかし、霊に取り憑かれたナリがハサミでゴヌを襲う。
一方、駆けつけたパンウルは霊に襲われ、右目を負傷してしまう。
「キリゴ」あらすじ 6話
この回は、キリゴ誕生の過去が描かれる。
ソリン高校に通うクォン・シウォンとト・ヘリョンは無二の親友。コーディング部のシウォンは、巫女の母を嫌ってその存在を隠していた。一方、友人の少ないヘリョンは、同じ部のギテに片思いしていた。
部のコンテスト用に「名前と生年月日を書いて願えば叶う」アプリ、キリゴの開発が始まる。ヘリョンはシウォンに頼まれ、ギテへの想いを込めた願い動画をテスト用に撮影する。
そんな中、ヘリョンはシウォンの母と親しくなり、呪具「トルミ」の作り方を教わる。母に反発したシウォンが家の祭壇を荒らしたことで、母は娘を守るため自らを犠牲にし、ヘリョンに「シウォンの持ち物に入れてほしい」とお札を託して亡くなる。
しかし、お札を忍ばせようとする場面を同級生に見られたことで、シウォンは激怒。ヘリョンの願い動画をクラス中にさらし、ヘリョンはギテにも暴力を振るわれる。
絶望したヘリョンは、トルミで呪いをかけ「みんな死んでしまえばいい」とキリゴに録画して命を絶つ。その呪いによってギテとシウォンも同じように死ぬが、シウォンは息絶える直前、アプリに「ヘリョンの呪いが繰り返されるように」と願っていた。
「キリゴ」あらすじ 7話
夜の学校で、取り憑かれたナリが鉄パイプでセアに襲いかかる。ハジュンがかばって腕を負傷し、ナリは姿を消す。
ハジュンは、サーバーに残る最初の動画、つまりヘリョンの最期の動画の位置情報から撮影場所を割り出す。そこが、赤いスマホが眠る場所だと考えられた。
病院では、目を負傷したパンウルが霊を見られるようになったと明かす。この力があれば、寺から出られないヘッサルを外へ連れ出せるかもしれない。
セアたちは現地へ急ぐが、霊の妨害によって鉄の棒が飛んできて、セアをかばったパンウルの体を貫く。パンウルはハジュンに付き添われ、病院へ搬送される。
一方、セアとゴヌは廃墟の中から、写真に写っていた窓のある部屋を見つけ、ヘリョンのスマホを手に入れる。しかし、そこへシウォンに取り憑かれたナリが現れる。ゴヌがパンウルの道具でナリを刺して止めるものの、ナリはセアの手首に結ばれていた守りの糸を引きちぎって逃走。セアは激しい発作を起こして倒れてしまう。
「キリゴ」あらすじ 8話(最終回)
ヘッサルの電話を受け、ゴヌはセアを背負って山の寺へ。セアに取り憑いた霊が「電話の相手を信じるな」と惑わせるが、ゴヌは羅針盤で異変を見抜く。
ヘッサルはヘリョンのスマホを破壊するが、呪いは解けない。本当の元凶は、シウォンのスマホだった。
セアの意識は、呪いの空間に作られたソリン高校に囚われていた。呪いから解き放たれたヘリョンの霊が、シウォンのスマホはサーバー室にあると導く。ヘッサルがシウォンを引きつける間に、セアはスマホを探しに向かう。
その途中、嫉妬と恨みを募らせたナリがセアに襲いかかる。セアは深手を負いながらも、ナリを打ち倒す。
一方、ヘッサルは自らの体を呪具として使い、シウォンの力を抑え込む。ヘリョンも「もうやめよう」とシウォンに語りかけ、その隙にセアが矢でシウォンのスマホを貫く。キリゴの呪いはついに解けた。
その後、ヘッサルの家では、セアたちがヒョンウクを弔う。パンウルも回復するが、その右目は赤く変わっていた。ナリの行方は分からないまま。
エンドロールの途中では、ミンスが何者かの指示でナリのスマホを手に入れ、ロックを解除してキリゴを起動する。呪いの続きを思わせる場面で、物語は幕を閉じる。
