※本記事は最終話までのネタバレを含みます。
韓国ドラマ「赤ちゃんが出来ました」(原題:아기가 생겼어요/日本配信タイトル:子供ができました/英題:Positively Yours)は、2026年1月17日から2月22日までチャンネルAの土日ドラマ枠で放送された全12話のラブコメディです。主演はチェ・ジニョクとオ・ヨンソ。ホン・ジョンヒョン、キム・ダソムが共演し、演出はキム・ジンソン、脚本はソ・ヘウォンが務めました。原作はイ・ジョン作の同名ウェブ小説(ウェブトゥーン化もされた人気作)です。
「結婚なんて今世ではしない」と決めていたビール会社のキャリアウーマンと、亡き兄の代わりに家と会社を背負う財閥御曹司。たった一夜の出来事から妊娠が分かった2人が、恋愛→出産→結婚の順番を“逆走”しながら本当の家族になっていく物語です。韓国内の視聴率は1%前後と苦戦しましたが、Rakuten Vikiでは多数の国・地域で視聴者数1位を記録するなど、海外で大きな反響を呼びました。
この記事では、「赤ちゃんが出来ました」の1話から最終回(12話)までのあらすじを、結末まで1話ずつネタバレで紹介します。

「子供ができました」あらすじ 1話
テハン酒類で最年少課長を務めるチャン・ヒウォン(オ・ヨンソ)は、幼い頃に両親の離婚を経験し、結婚はしないと決めて生きてきた女性。友人ミラン(キム・ダソム)の代理で出たVIPパーティーで、上司から逃れるため見知らぬ男に恋人のふりを頼みますが、ワインをこぼすなどして相手を怒らせてしまいます。その男こそ、テハングループ次男のカン・ドゥジュン(チェ・ジニョク)でした。
その後、父の命令でテハン酒類の社長に就いたドゥジュンは、視察に訪れたビールの旗艦店でヒウォンと再会。ビールを酌み交わすうちに互いに惹かれ、2人は一夜を共にします。
翌朝、ヒウォンは100万ウォンの小切手だけを残して姿を消し、ドゥジュンは彼女のことが頭から離れなくなります。
一方、体調不良で薬局を訪れたヒウォンは、自分が妊娠していることを知ります。
そして産婦人科で、ヒウォンとドゥジュンは思いがけず再会。後輩セヒョン(チャン・ヨビン)の恋人と勘違いしてドゥジュンにつかみかかったヒウォンでしたが、彼がセヒョンの叔父だと分かり、同時にヒウォンの妊娠も明らかになるのでした。
「子供ができました」あらすじ 2話
「僕の子ですか?」と問い詰めるドゥジュンに、ヒウォンは「あなたの子じゃない」と言い張ります。それでもドゥジュンは「責任を取る、結婚しよう」と口走り、慌てて撤回すると、連絡先を渡して考える時間を与えます。小切手の裏に書かれた自分の名前と電話番号から、あの夜の女性だと確信していたのです。
その頃、酒が飲めない体になったと実感して涙するヒウォンに、ドゥジュンの兄嫁ジョンウム(ペク・ウネ)が近づきます。ジョンウムはヒウォンの素性を知ったうえで接触していました。
そんな中、ヒウォンは念願だったドイツ留学支援プログラムの最終合格者に選ばれ、喜びと迷いの間で揺れます。
一方、ドゥジュンは亡き兄の言葉を思い出して結婚を決意。新社長として会社に現れたドゥジュンにヒウォンは驚愕し、彼がお腹の子の父親であり、自分の会社の社長だと知ります。
「愛のない結婚はしない」と拒むヒウォンに、ドゥジュンは「週に3回は会おう。恋愛をちゃんとしてみよう」と、交際から始めることを提案するのでした。
「子供ができました」あらすじ 3話
ヒウォンが開発していたビールの新商品のコンセプトとレシピが、競合他社に流出する事件が発生。ドイツ留学の加点まで得ていたヒウォンは盗作を疑われ、チーム全体が調査対象になってしまいます。ヒウォンは処分は自分だけにしてほしいとドゥジュンに申し出て、新しいコンセプト案で事態の収拾に奔走します。
一方、ヒウォンと母ソンジョン(キム・スジン)の激しい口論を目撃したドゥジュンは、彼女のことがますます気がかりに。徹夜するヒウォンにお茶とサンドイッチを差し入れ、情報流出の犯人探しにも乗り出します。
やがて2人は産婦人科で赤ちゃんの心音を一緒に聞き、親になる実感を分かち合います。
さらにドゥジュンは「自分のブランドを立ち上げるのが本当の夢なら、ここで挑戦すればいい。その夢を叶えられるよう手伝う」と伝え、どんな選択も尊重すると約束。その優しさに心を動かされたヒウォンは「この子を産みます」と打ち明け、ドゥジュンは「(この関係を)止めたくない」と応えるのでした。
「子供ができました」あらすじ 4話
「ゆっくり進もう」という言葉は“子どもへの責任を果たす”という意味だったとドゥジュンから聞かされ、ヒウォンはどこか拍子抜けします。家の前に置かれていたお粥も、ドゥジュンは「余り物」とごまかし、ヒウォンは素直に受け取れません。
その頃、ミランの名前で予約したマッサージ店で、ドゥジュンの母スッキ(キム・ソンギョン)がヒウォンを気に入りますが、彼女を“ミラン”だと思い込んでしまいます。
一方、つわりが始まったヒウォンは会議中に吐き気をもよおし、セヒョンの機転で何とか乗り切ります。ドゥジュンはヒウォンの好物を探らせ、社員食堂に有名シェフを招いてチャンポンを用意しますが、ヒウォンは結局食べられません。
そんな中、ヒウォンの15年来の男友達で同じ会社に勤めるミヌク(ホン・ジョンヒョン)が彼女を気遣う姿に、ドゥジュンは嫉妬を隠せず。
その後、体調を崩したヒウォンを一晩中看病したドゥジュンに、ヒウォンは「具合が悪い時に誰かに世話してもらったのは初めて」と感激します。
ラストでは、ミヌクの目の前でドゥジュンが「僕はあなたが好きなんでしょうか」と本心をこぼすのでした。
「子供ができました」あらすじ 5話
「好きだから気になるんです」というドゥジュンの告白に、ヒウォンは「同情しているだけ」と線を引きます。しかし、気づけばドゥジュンを目で追ってしまう自分に戸惑うヒウォン。避けられたドゥジュンは「気持ちを隠すのは僕がやる。だから避けないで」と、再び思いを伝えます。
その頃、ドゥジュンを失脚させたいジョンウムは、叔父ムヨン(リュ・テホ)を使ってテハン酒類の広告モデルに酒を勧めさせ、モデルの飲酒運転事件が発生。株主たちからは新商品の盗作疑惑なども含めた“オーナーリスク”を指摘され、ドゥジュンは窮地に立たされます。
そこでヒウォンが思いついたのは、ドゥジュン自身を新しい広告モデルに起用する案。撮影は成功し、会社のイメージ回復にもつながります。
一方、ミヌクはミランや上司の言葉をきっかけに、ヒウォンへの思いが友情ではなく恋だったと気づき始めます。
ラスト、ジョンウムの口からヒウォンの名前が出たことに動揺したドゥジュンは、エレベーターの中で呼吸が乱れ、パニック状態に。駆けつけたヒウォンの肩に倒れ込むのでした。
「子供ができました」あらすじ 6話
エレベーターの非常装置を作動させてドゥジュンを救ったヒウォン。弱い姿を見せたドゥジュンは、ヒウォンの温かい気遣いにますます惹かれていきます。
一方、ヒウォンへの恋心を自覚したミヌクは、エレベーターで鉢合わせたドゥジュンに「肩書き抜きで正々堂々と勝負しよう」と宣戦布告。コ秘書(キム・ギドゥ)の仲裁で開かれた酒席でも、ミヌクは「たった一夜が15年の歳月にかなうと思うのか」とドゥジュンを挑発し、ドゥジュンは2人の絆の深さを思い知らされます。
その夜、酔ったドゥジュンはヒウォンの家を訪ね、不器用なプレゼントと共に本心を伝え、ヒウォンの心は揺れ動きます。
ところが翌日、ドゥジュンの父チャンギル(ソン・ビョンホ)が倒れ、一緒に行く約束だった産婦人科の検診に行けなくなってしまいます。
ひとりで病院に向かったヒウォンの保護者役を務めたのは、偶然近くにいたミヌク。遅れて駆けつけたドゥジュンは、ヒウォンに寄り添うミヌクの姿を見て、声をかけられずに立ち尽くすのでした。
「子供ができました」あらすじ 7話
産婦人科の一件以来、ドゥジュンとヒウォンの間には誤解と不満がくすぶります。ヒウォンはミランに送るはずだったエコー写真をドゥジュンに誤送信し、返事がないことにやきもきするのでした。
その後、ゲームセンターでのデートで少しずつ打ち解けた2人。「あの日、僕を待っていましたか?」と尋ねるドゥジュンに、ヒウォンは本心を隠しますが、ドゥジュンは「今はただ、僕だけに集中してくれませんか」と気持ちをぶつけます。
一方、ミヌクも「お前のそばに必要な人が僕であってほしい」とヒウォンに告白。ヒウォンは戸惑い、負担を感じてしまいます。
そんな中、ミヌクが気になるドゥジュンは、ヒウォンの加平(カピョン)での資料調査にまで同行。ミヌクは「ヒウォンに告白しました」とドゥジュンに明かし、2人の火花はさらに激しくなります。
さらに、母スッキがドゥジュンに内緒でお見合いの席を用意し、その相手はなんとミランでした。
ドゥジュンのお見合いを知ったヒウォンはついに自分の気持ちを認め、「お見合いしないでください。好きです」と告白。2人は深いキスを交わすのでした。
「子供ができました」あらすじ 8話
思いを通わせたドゥジュンとヒウォンは、社内での秘密恋愛をスタート。ドゥジュンはおやつの時間にケーキやコーヒーを差し入れ、“福利厚生”と称して昼寝タイムまで設けるなど、愛情を隠しきれません。深夜のオフィスでは2人きりの残業デートも楽しみます。
そんな中、手が触れるたびに身を引くドゥジュンに、ヒウォンは理由を尋ねます。ドゥジュンは、かつて自分の手で兄を死なせてしまったという事故のトラウマを抱え、誰かと手が触れるだけで体が固まってしまうと告白。ヒウォンも両親の離婚で結婚が怖くなった過去を打ち明け、2人は互いの傷を慰め合います。
一方、ヒウォンに近づくジョンウムの意図を怪しんだドゥジュンは、「これからは僕も自分の大切な人を守る」と兄嫁に宣戦布告します。
しかし終盤、社内掲示板に「社長の子を妊娠した社員がいる」という匿名の書き込みが投稿されます。さらに会議中、新商品の試飲をためらうヒウォンに、パン・チーム長(チョン・スヨン)が「チャン課長、妊娠してるの?」と問いかけ、その場が凍りつくのでした。
「子供ができました」あらすじ 9話
会議室に現れたドゥジュンは、品質問題を理由に怒ったふりをしてヒウォン以外の社員を退出させ、とっさの機転で危機を回避します。
しかし、さらに大きな騒動が勃発。「ドゥジュンが社員を妊娠させ、中絶を強要した」という報道が流れ、不買運動にまで発展します。父チャンギルは、兄嫁が失脚を狙っている今、相手の女性を認めるのは命取りになると、否定するよう迫ります。
その頃、ジョンウムはヒウォンの家を訪れ、記事を流したのは自分だと明かした上で、ドゥジュンと別れるよう警告。スッキにも「本当にドゥジュンの子なのか」と吹き込みます。
会社の前ではドゥジュンの辞任を求めるデモが起き、ヒウォンは自分が噂を否定すると申し出ますが、ドゥジュンは彼女の実績まで色眼鏡で見られると反対。ミヌクの心配にもヒウォンは「これは私が選んだ道」と答えます。
それでもヒウォンは、ドゥジュンとヨルム(お腹の子)を守るため「お互い知らない仲でいましょう」と距離を置こうとします。
しかしドゥジュンは記者会見を開き、「愛する人がいて、その人が僕の子を身ごもっているのは事実です」と公表。大切な人を否定する嘘はつけないと頭を下げる姿に、ヒウォンは涙を流すのでした。
「子供ができました」あらすじ 10話
記者会見に激怒したジョンウムは、ドゥジュンが10年以上精神科の薬を服用していることを材料に義父チャンギルを脅し、テハン酒類の共同社長の座を手に入れます。会議では妊娠中のヒウォンに新商品の試飲を勧めるなど挑発を続け、ドゥジュンは「あの人には手を出すな」と強く警告します。
一方、パン・チーム長に妊娠を知られたヒウォンは仕事から外れる覚悟をしますが、チーム長は「妊娠したら仕事ができないの?チームに頼りなさい」と励まし、頼もしい上司の一面を見せます。
その後、理事会が招集され、ドゥジュンの解任案が提出されます。ドゥジュンは正式な手続きを盾に時間を稼ぎますが、世論は彼に不利に傾いていきます。
そんな中、ヒウォンはドゥジュンの両親との食事を提案。ジョンウムからの“夢を支援する”という誘いもきっぱり断ります。
そして社内ビールブランド公募展の授賞式で、ヒウォンは見事1位に。ところがジョンウムが現れ「社長が交際中の社員に1位を与えた」と異議を唱え、2人の関係を全社員の前で暴露します。騒然とする中、ヒウォンの頭上に照明が落下。ドゥジュンが身を挺して彼女を守るのでした。
「子供ができました」あらすじ 11話
関係が公になったことを心配するドゥジュンに、ヒウォンは「むしろすっきりした」と笑顔を見せます。力になりたいと悩むヒウォンに、ドゥジュンは「そばにいてくれるだけで十分」と答え、2人の絆はより強くなります。
しかし、公募展の特恵疑惑で受賞は無効扱いに。ヒウォンはジョンウムのもとへ乗り込み、特恵など受けていないと堂々と反論します。ドゥジュンは再審査を決定し、ヒウォンの提案でピッチング動画をオンラインで公開する“大衆評価”方式を採用。ヒウォンは2位に選ばれ、名誉を回復します。
その頃、母の暴走に苦しむセヒョンは、ドゥジュンに「お母さんを止めて」と頼み込みます。
ドゥジュンは、かつて自分に“兄殺し”の汚名を着せた記者出身の人物の正体を突き止め、入手した録音ファイルを使って叔父ムヨンと取引。さらに、違法な薬物使用がないことを示す処方記録と、理事たちがジョンウムから受け取った賄賂のリストを突きつけて理事会を説得します。
その結果、ドゥジュンの解任案は否決。ジョンウムには家宅捜索が入り、一気に転落していきます。
そしてラスト、ドゥジュンとヒウォンは両家の親を招いた顔合わせの席を迎えるのでした。
「子供ができました」あらすじ 12話(最終回)
顔合わせの席を邪魔するジョンウムに、ヒウォンは「顔色をうかがうような結婚はしたくない」と毅然と言い返します。孤立したジョンウムのもとからは、理事たちに続いて娘セヒョンまでもが去っていきます。
一方、ヒウォンは兄の死後一度も納骨堂を訪れていなかったドゥジュンを連れ出し、ドゥジュンは兄の前で涙を流します。
ところが、ドゥジュンを恨むジョンウムが車で突進。ドゥジュンはその場に現れたセヒョンを守り、病院に運ばれますが無事でした。
その後、ジョンウムは娘を抱きしめ、ドゥジュンの前にひざまずいて謝罪。ドゥジュンも兄を救えなかったことを詫び、2人は和解します。
すべてが落ち着いた後、ドゥジュンは残業中のヒウォンを訪ね「もう二度とこの手を離したくない。結婚してください」とプロポーズ。ヒウォンは笑顔で受け入れます。
そして1年後。ヒウォンは自分の名前を冠したビールを発売し、ドゥジュンは子育てに励む優しい夫に。わが子の1歳の誕生祝いの撮影中にヒウォンが吐き気をもよおし、2人目の妊娠を予感させるハッピーエンドで幕を閉じました。
