韓国ドラマ「アイドルアイ」(原題:아이돌아이)は、少女時代のチェ・スヨンとキム・ジェヨンが主演した、全12話のミステリー法廷ラブロマンスです。韓国では2025年12月22日から2026年1月27日まで、ENA(Genie TVオリジナル)で毎週月・火曜に放送されました。日本ではNetflixで配信されています。
物語の主人公は、刑事事件専門のスター弁護士メン・セナ(チェ・スヨン)。仕事では冷徹なセナですが、実は人気バンド「ゴールドボーイズ」のボーカル、ト・ライク(キム・ジェヨン)を11年間推し続けてきた筋金入りのファンです。ある日、その“推し”がメンバー殺害の容疑者として逮捕されてしまいます。セナはファンであることを隠したまま、ライクの弁護を引き受けることになります。
この記事では、「アイドルアイ」の1話から最終回までのあらすじを1話ずつ紹介します。事件の真犯人が誰なのか、セナとライクの恋がどう結末を迎えるのかまで書いていますので、ネタバレを避けたい方はご注意ください。

「アイドルアイ」あらすじ 1話
スター弁護士のメン・セナは、ゴールドボーイズのト・ライクを11年間応援してきた熱狂的なファン。コンサート会場では、遅れて到着したライクとほんの一瞬すれ違い、その出会いに胸を躍らせます。
しかしライクは、私生活まで踏み込んでくる過激なファンに苦しみ、パニック発作と耳鳴りを抱えていました。カウンセリングで遅刻したことをきっかけに、もともとぎくしゃくしていたメンバーとの不和が表面化し、ライクの人間性を疑う噂まで広がります。
その夜、ライクはメンバーのカン・ウソンと酒を酌み交わし、グループの未来について本音を語り合います。 翌朝、泥酔から目覚めたライクの前には、変わり果てたウソンの姿がありました。 ニュース速報でライクが殺人容疑者になったと知ったセナは、弁護人の接見室でライクと向き合うことになります。
「アイドルアイ」あらすじ 2話
接見室で見たライクは、セナが思い描いていた“推し”とはかけ離れた、危うい容疑者の姿でした。ライクは過激なファンへの憎しみを隠さず、ファン全体に向けたとげのある言葉まで口にします。セナは自分がファンであることを打ち明けられなくなります。
実はセナは、「殺人者の娘」というレッテルを貼られて孤立していた時期に、ライクの歌に救われた過去を持っていました。 一方、ライクには勾留請求が出され、担当検事クァク・ビョングンは事件を自分の手柄に利用しようとしていました。周囲の誰もがライクを疑うなか、セナは弁護人を買って出ます。
セナはストーカーの存在や、第三者が室内に出入りした痕跡などを根拠に検察の主張を崩し、ライクの勾留を阻止します。 その後、ウソンとの思い出の場所で崩れ落ちたライクは、目を覚ますとセナの家にいました。
「アイドルアイ」あらすじ 3話
思いがけずライクと同じ家で暮らすことになったセナは、ファン心理を封印し、あくまで依頼人として接しようと決めます。ところが周辺人物を調べても、ライクの無実を信じる人は誰もいません。母親のト・ミギョンでさえ、お金を受け取って刺激的なインタビューに応じていました。
姿を消したライクを見つけ出したのは、またしてもセナでした。「亡くなった人のためにも真実を見つけよう」というセナの言葉に、ライクはようやく心を開き、真相を明らかにすると誓います。ウソンの葬儀の日には、詰めかけた報道陣の前で、捜査に全面的に協力すると宣言しました。
しかし、ドライブレコーダーの映像から、事件前のライクの行動に不審な点が見つかります。 ライクが何かを隠していると感じたセナが問い詰めていたところへ、元恋人のホン・ヘジュが現れ、ライクを抱きしめます。映像には、そのヘジュが車でライクを威嚇するように迫る姿が映っていました。
「アイドルアイ」あらすじ 4話
ライクと元恋人ヘジュの関係を目の当たりにしたセナは、依頼人として割り切ろうとしながらも心を乱されます。度重なるライクの隠し事にも失望し、「隠すことも嘘と同じ」とぶつかります。
そんな中、ヘジュが事件当日、宿舎付近でメンバーのチェ・ジェヒを見かけていたことが分かります。ライクも、事件の夜にヘジュへ別れを告げていたことをセナに打ち明けました。ライクは「ジェヒは絶対に犯人じゃない」と訴え、二人の信頼は少しずつ深まっていきます。
セナはウソンが事件当時、事務所代表のクム・ボサンと通話していた事実を根拠に、ヘジュの関与を否定します。 しかしその帰り道、セナとライクは交通事故に巻き込まれてしまいます。
「アイドルアイ」あらすじ 5話
事故でセナはけがを負います。調べを進めるうちに、事故は単なる偶然ではなかった疑いが浮かび上がります。
捜査では、ジェヒのアリバイが偽りだった疑いが強まります。メンバーのイ・ヨンビンが、真実を知りながらジェヒの側についていたことも分かり、ライクは深い裏切りを感じます。セナもまた、自分が所属する法律事務所との利害の衝突に悩まされます。
一方、ライクの行方を追っていたヘジュは、セナの家にいたライクを見つけ出し、一緒に行こうと手を差し伸べます。 しかしライクはヘジュの手を振りほどき、「自分の居場所はここだ」とセナの手を握るのでした。
「アイドルアイ」あらすじ 6話
ライクはヘジュとの関係をきっぱりと断ち切り、つらい時期を耐えられたのはセナのおかげだと伝えます。
そんな中、ライクとジェヒの対質尋問の日がやって来ます。ジェヒは、ライクが他の事務所と移籍交渉(いわゆるタンパリング)をしていて、その件を伝えに行ったウソンが事件に遭ったと主張。母ミギョンの口座から契約金が見つかり、ライクはさらに追い込まれます。
傷ついたライクを、セナは彼とウソンが初めて出会った練習室を見下ろす屋上へ連れて行きます。そこには「ライク、待ってるよ」というファンの応援メッセージが映し出されていました。その夜、ライクはかつてセナを救った歌を、セナのためだけに歌います。
しかし、移籍交渉を主導していたのは母ではなくウソンだったという事実が判明します。 さらにライクは、セナが隠していたゴールドボーイズのグッズを見つけてしまいます。
「アイドルアイ」あらすじ 7話
セナが長年のファンだったと知ったライクは、「ゴールドボーイズのト・ライクじゃなくても信じてくれたのか」と問いかけます。答えに詰まったセナを前に、ライクは彼女を弁護人から外します。
セナはヘジュを通じてライクに新しい弁護士を紹介しようとしますが、ライクは受け入れません。家中にあったライクのグッズを手放したセナと、彼女のいない空白を感じるライク。二人はそれぞれに相手の存在の大きさを思い知らされます。
その頃、行方が分からなくなっていたジェヒが事故に遭ったという知らせが入り、遺書まで見つかります。ジェヒからセナに不在着信が残っていたことも、新たな疑問を呼びました。 雨の中、セナの家の前で待っていたライクは、彼女の顔を見た途端に倒れ込みます。
「アイドルアイ」あらすじ 8話
セナの家で目を覚ましたライク。ジェヒの遺書には犯行を認める内容が書かれていましたが、ジェヒからの留守番電話のメッセージには不自然な点があり、犯人が外部へ逃げた可能性もうかがえました。ライクも遺書を信じず、二人は和解して再び真相を追い始めます。
二人は、ジェヒが事故の前にゴールドボーイズの原点ともいえる思い出の場所を訪れていたことを突き止めます。その場所に閉じ込められた二人は本音を語り合い、ライクは過去にセナを慰めたことがあった記憶を思い出します。自分の歌が誰かに届いていたと知ったライクの心は、大きく動きました。
一方、事務所代表のクム・ボサンは、ライクに「(真実を)受け止められるか」と意味深な言葉を投げかけます。
「アイドルアイ」あらすじ 9話
ウソンが抱えていた苦しい事情が明らかになります。事務所の財政難でグループの活動が後回しにされ、ライク一人に負担が集中していました。ウソンは別の事務所への移籍を進めていましたが、何気ない一言が口約束として扱われ、違約金をめぐって追い詰められていたのです。 真実を知ったライクは、ウソンの苦しみに気づけなかった自分を責めます。
ヘジュは「事件が解決しても世間の目には耐えられない」と、どこかで新しく出直そうと持ちかけます。しかしライクは、ありのままの自分で生きていく道を選びました。
セナはそんなライクに、“普通の一日”をプレゼントします。思い出の場所を巡ったその日の終わり、漢江でライクは「どうしても気持ちが止まらない。好きだ」とセナに告白します。 その裏では、ペク記者の不穏な動きと、事件を見直し始めたクァク検事の姿もありました。
「アイドルアイ」あらすじ 10話
セナは、ライクへの気持ちがどこから来るものなのか確信できず、告白の返事を保留します。それでも二人は、会うための口実を探してしまうのでした。
そんな中、ライクとセナの同居がスクープされます。セナの身元まで暴かれ、「殺人者の娘」として報じられてしまいました。人目を避けて山荘に身を寄せた二人。父の再審と向き合えずにいた自分を責めるセナを、ライクは「ずっと耐えてきたんだ」と抱きしめます。 眠るライクの髪にセナがそっと触れた瞬間、二人は唇を重ね、セナも「好き」と気持ちを伝えました。
しかし、クァク検事の宣戦布告とともに、ライクは正式に起訴されます。押収品の中にあったピアスがライクのものではないと分かり、ライクはその持ち主に心当たりがある様子を見せます。 そして、意識不明だったジェヒが目を覚まします。
「アイドルアイ」あらすじ 11話
意識を取り戻したジェヒが真っ先に口にしたのは、ホン・ヘジュの名前でした。ライクも、押収されたピアスの持ち主がヘジュだと明かします。さらにパク・チュンジェの調査で、事件の日にヘジュがライクの家を訪れていたこと、ヘジュが演技性パーソナリティ障害を抱えていることが分かります。
セナとライクは、ウソンが習慣のように録音を残していたことに気づきます。アルバムに隠されたイースターエッグからクラウドのパスワードを解き明かし、事件の夜の真相にたどり着きました。 あの夜、ライクを訪ねてきたヘジュをウソンが止めようとして口論になり、自傷しようとするヘジュを制止するもみ合いの中で、ウソンは命を落としていたのです。
ヘジュには無期懲役が求刑され、クァク検事はセナにこれまでのことを謝罪します。ライクはヘジュに会いに行き、本当の愛とは遠くから相手の幸せを願うことだと伝えました。 そして1年後、かつてと同じようにライクを応援するセナの姿がありました。
「アイドルアイ」あらすじ 12話(最終回)
最終回は、セナの穏やかな日常から始まります。探偵事務所を開いたチュンジェと食事をし、ファンとしてライクを応援しながら、セナは長年向き合えなかった父の再審に向けて奔走していました。
再審請求が動き出したその日、記者が詰めかけた裁判所の前にライクが花束を持って現れます。大事なときにそばにいられなかったことを謝るライク。離れていても、二人は互いの支えであり続けていました。 一方、ヘジュは控訴審で沈黙を貫き、治療施設に収容されることになります。
ゴールドボーイズはウソンの空いた場所を埋める“家族”として再び一つになり、ライクはクム・ボサンとも対等な仲間として向き合うようになります。さらにチュンジェに依頼し、母ミギョンを探し始めました。
そしてセナは、ファンとして誰よりも待ち望んでいたライクのコンサートへ。スクリーンにウソンの姿が映し出され、“完全体”となったゴールドボーイズのステージに、セナは誰よりも大きな声援を送ります。寄り添いながら普通の日々を過ごす二人の姿で、物語はハッピーエンドを迎えました。
