※本記事は最終話までのネタバレを含みます。
韓国ドラマ「なぜオ・スジェなのか」(原題:왜 오수재인가/英題:Why Her)は、2022年6月3日から7月23日までSBSの金土ドラマとして放送された全16話のリーガル・サスペンス・ロマンスです。主演はソ・ヒョンジン(オ・スジェ役)とファン・イニョプ(コン・チャン役)で、ホ・ジュノ(チェ・テグク役)とペ・イニョク(チェ・ユンサン役)が共演しています。
勝つためなら手段を選ばない大手法律事務所「TKローファーム」のスター弁護士オ・スジェ。最年少で代表弁護士の座をつかんだ直後にある転落死事件に巻き込まれ、ソジュン大学ロースクールの兼任教授へと左遷されます。そこで再会したのが、かつて国選弁護人として担当した殺人事件の被疑者「キム・ドング」、現在の名前はコン・チャンでした。
この記事では、1話から最終回(16話)までのあらすじを各話ごとにまとめています。パク・ソヨン転落死の真犯人は誰なのか。10年前の「チョン・ナジョン事件」の真相、オ・スジェとコン・チャンの恋の行方、そしてチェ・テグク会長の最期までを順に追っていきます。

「なぜオ・スジェなのか」あらすじ 1話
TKローファームのスター弁護士オ・スジェは、会長チェ・テグクの信頼を得て、ライバルのミン・ヨンベを退け、大手ローファームで初の女性代表弁護士に選ばれます。
そんな中、チェ・テグクの友人イ・インス議員から、同じ党のアン・ガンフン議員に性的暴行を受けたと訴えるパク・ソヨンの事件を任されます。スジェは勝訴のためにソヨンを容赦なく追い詰めますが、その夜、TKローファームの屋上からソヨンが転落死します。
「スジェのせいでソヨンが死んだ」という世論が広がり、チェ・テグクはスジェをソジュン大学ロースクールの兼任教授へ左遷します。
一方、ロースクールの学生コン・チャンは、10年前に自分を信じてくれた弁護士がスジェだったことに気づき、二人は再会を果たします。
「なぜオ・スジェなのか」あらすじ 2話
左遷されたスジェは、世論を味方につけるため、ロースクールのリーガルクリニックセンター長に自ら名乗り出ます。
一方、TKローファームではチェ・テグクの長男チェ・ジュワンが代表に就任し、スジェとの対立が深まります。スジェはハンスバイオ売却の総括責任者の座を譲らず、イ・インスとハン・ソンボム会長の取引を録音した音声でチェ・テグクに対抗します。
そんな中、学生ナ・セリョンがソ・ジュンミョン教授からセクハラを受けたと告発します。スジェは自分が受けた被害の映像を公開して教授を辞職に追い込みます。
事件の後、コン・チャンはエレベーターでスジェに「教授が好きです」と告白します。回想では、彼が10年前に冤罪で懲役10年の判決を受けたこと、真犯人が捕まった後に名前をキム・ドングからコン・チャンに変えたことが描かれます。
「なぜオ・スジェなのか」あらすじ 3話
スジェが率いるリーガルクリニックセンターが発足し、コン・チャン、チェ・ユンサン、ナ・セリョンらが1期メンバーに選ばれます。
そんな中、ソヨンの妹パク・ジヨンが「オ・スジェが姉を殺した」と一人デモを始め、事件当日の屋上の映像まで公開されます。スジェはメンバーに自分自身を調べるよう指示しますが、翌日、ジヨンがソヨン殺害の容疑者として緊急逮捕されます。
調査結果が警察に渡ったのではと詰め寄るコン・チャンをスジェは突き放しますが、彼の気持ちは変わりません。割れたグラスを片付ける彼の姿に揺れたスジェは、自分から口づけをします。
その頃、チェ・テグクは長男ジュワンと仲間たちの麻薬スキャンダルの処理をスジェに頼みます。
「なぜオ・スジェなのか」あらすじ 4話
スジェは、ソヨンが死亡時に妊娠していたことを知ります。また、ハンスバイオの資料から見つけたUSBをもとに、ハンスグループ法務本部長ハン・ギテクの裏金を突き止め、交渉材料にします。
一方、リーガルクリニックは最初の案件としてジヨンの弁護を引き受けます。チェ・テグクは事件を静かに収めるよう命じますが、メンバーは調査を続け、ソヨンが男に屋上から突き落とされる映像を入手します。
これでソヨンの死が他殺だったことがはっきりし、ジヨンの容疑も晴れます。実はジヨンの逮捕は、警察に再捜査させるためにスジェが仕組んだものでした。
その夜、スジェは何者かに襲われます。
「なぜオ・スジェなのか」あらすじ 5話
襲撃犯と揉み合ったコン・チャンは、犯人が落としたUSBを手に入れ、スジェを自宅にかくまいます。メンバーがロックを解除すると、中身は企業の会計資料でした。襲撃はハン・ギテクとチェ・ジュワンの差し金で、実行犯はホン・ソクパルだったことがわかります。
そんな中、ハン・ギテクはスジェの過去を持ち出してUSBの引き渡しを迫ります。かつてスジェはチェ・ジュワンの子を身ごもってアメリカに送られましたが、そこで捨てられ、子どもは死産していたのです。
スジェは動じることなく、チェ・テグクが自分の名義でペーパーカンパニーの海外口座を作っていたことを突きつけます。そして、ハンスバイオ売却でTKが受け取る手数料700億ウォンを丸ごと要求します。
「なぜオ・スジェなのか」あらすじ 6話
スジェは沈黙の見返りとして700億ウォンを手にし、SPパートナーズとのハンスバイオ売却も自ら取り仕切ります。メンバーは、ソヨンを突き落とした男がホン・ソクパルだと突き止めます。
一方、チェ・テグクの指示でジュワンの離婚案件を担当したスジェは、ジュワンの娘ジェイが妻の実子ではないと知り、亡くした子を思って涙します。
コン・チャンの過去も視聴者に明かされます。彼が10年前に殺人の濡れ衣を着せられた「キム・ドング」本人で、その素性をスジェに隠していることが描かれます。
そんな中、ホン・ソクパルが「パク・ソヨンを殺したのは自分だ」とほのめかし、スジェを呼び出します。現場に着いたスジェの目の前で、彼の乗った車が爆発します。
「なぜオ・スジェなのか」あらすじ 7話
爆発で倒れたスジェをコン・チャンが家まで送り、そのまま居間のソファで夜を明かします。悪夢にうなされたスジェは「私も怖い」と本音を漏らし、彼に慰められます。
一方、リーガルクリニックのメンバーは、ソヨンが働いていた店のVVIPとしてハン・ソンボム、イ・インス、チェ・テグクの名前に行き着きます。その過程で、チェ・ユンサンがチェ・テグクの次男だということも仲間に知られます。
翌日、刑事たちがロースクールに現れ、スジェはパク・ソヨン殺人教唆とホン・ソクパル自殺ほう助の容疑で緊急逮捕されます。警察が見せたホン・ソクパルの遺書動画には、スジェに指示されてソヨンを殺したという告白が収められていました。
「なぜオ・スジェなのか」あらすじ 8話
拘置所に入ったスジェは、動画に入っていた自分との通話音声が捏造だと、弁護を引き受けたソン・ミリムに耳打ちします。
その頃、チェ・テグクはスジェが持っていたUSBや主要資料を持ち去り、書斎の裏の密室に隠します。
令状審査では、コン・チャンとチェ・ユンサンがTKの秘書室で見つけた元の音声ファイルが提出され、通話音声の捏造が示されます。さらにハン・ギテクが自殺ほう助を自首したため、勾留請求は棄却されます。チェ・テグクがすべての罪をハン・ギテクに押しつけたのでした。
釈放されたスジェはコン・チャンと再会します。一方、チェ・ユンサンは父に、スジェのインターンにしてほしいと願い出ます。
「なぜオ・スジェなのか」あらすじ 9話
コン・チャンはスジェを自宅に連れ帰り、二人の同居生活が始まります。スジェは彼のそばで、張り詰めていた心を少しずつほどいていきます。
一方、ハン・ソンボムとイ・インスは、チェ・テグクに隠れてスジェを味方に引き込もうと動き出します。チェ・テグクに呼び出されたスジェは、ハンスバイオのUSBの複製を持っていることを認め、二人の対立はさらに深まります。
そんな中、ロースクール院長ペク・ジンギには、ユン・セピルの婚約者だった隠し子カン・ウンソがいたことが明らかになります。
明け方、海辺を訪れたスジェはコン・チャンに惹かれていることを認めます。「変わらないでいよう」と約束した二人は口づけを交わします。
「なぜオ・スジェなのか」あらすじ 10話
チェ・ユンサンは、父が雇った人間が撮った二人の海辺の写真を見せて警告し、コン・チャンとの溝が深まります。
一方、ハンスグループの工事現場で崩落事故が起き、捜索の最後に白骨遺体が見つかります。ニュース写真に写ったキーホルダーを見たコン・チャンは、それが異母妹チョン・ナジョンが家族のために手作りしたものだと気づきます。
同居人に背中を押されたコン・チャンは、スジェにすべてを打ち明けようと決心します。しかしその前に、リーガルクリニックセンターを訪れたナジョンの実母チ・スノクが、彼を「キム・ドング」と呼んでしまいます。
そして、コン・チャンの部屋に入ったスジェは、10年前の事件が書き込まれた黒板と、自分の写真の下にある「最後まで僕を信じてくれた人」という文字を目にします。
「なぜオ・スジェなのか」あらすじ 11話
コン・チャンがキム・ドングだと知ったスジェは衝撃を受け、10年前の事件を思い返します。
一方、コン・チャンは白骨遺体がナジョンだと確信し、納骨堂でペク・ジンギと出くわします。ナジョンがかつてペク・ジンギの娘を助けていたことがわかり、二つの事件のつながりが見えてきます。さらに、真犯人として服役中のノ・ビョンチュルに面会し、彼は真犯人ではないと確信を深めます。
コン・チャンは素性を隠していたことを謝りますが、スジェは「あなたは私を騙した」と距離を置きます。
最後に、スジェの側の過去が明かされます。当時のスジェは、家族を養わなければならない事情と、司法研修所の教官だったペク・ジンギの圧力から、キム・ドングの無罪弁論をあきらめていたのでした。
「なぜオ・スジェなのか」あらすじ 12話
スジェとコン・チャンは、それぞれナジョン事件を調べ直します。そんな中、ノ・ビョンチュルは実はソ・ジュンミョンが仕立てた偽の犯人だったことが明らかになり、ノ・ビョンチュルは自ら命を絶ちます。
一方、チェ・テグクは秘書室長ハ・イルグから、コン・チャンがキム・ドングだと知らされて激怒します。
その頃、ペク・ジンギはスジェに、娘カン・ウンソの事故とナジョンの死は、チェ・テグク、ハン・ソンボム、イ・インスの息子たちが引き起こしたものだと打ち明けます。
チェ・ユンサンはコン・チャンに、スジェがペク・ジンギに懐柔されて裁判に負けたことを伝えます。それでもコン・チャンはスジェを恨まないと答え、電話越しにそれを聞いたスジェは涙を流します。
「なぜオ・スジェなのか」あらすじ 13話
ペク・ジンギは、かつて違法な融資ブローカーを紹介して金を受け取り、その弱みをチェ・テグクに握られていたことをスジェに告白します。スジェは協力の申し出を退けますが、ユン・セピルから10年前の事件資料を受け取ります。
一方、自分を責めるスジェに、コン・チャンは「お互いさま」と歩み寄ります。二人はわだかまりを解き、ナジョン事件を一緒に追うことにします。
そんな中、ロースクールの模擬法廷に招かれたチェ・テグクの前に、コン・チャンが立ちはだかります。白骨遺体がナジョンだと判明し、コン・チャンはリーガルクリニックに事件の調査を正式に依頼します。
スジェはチェ・テグクに、ジュワン、ハン・ドンオ、イ・シヒョクの10年前の犯行を突きつけます。しかしチェ・テグクは「ジュワンは捕まらない」と言い放ち、「ジェイは君の娘だ」と告げます。
「なぜオ・スジェなのか」あらすじ 14話
死産したと思っていた子が生きていて、それがジェイだったと知り、スジェは混乱します。チェ・テグクはジュワンとの結婚を勧めますが、スジェははねつけます。
一方、チェ・テグクはハン・ソンボム、イ・インスとその息子たちを集め、10年前のことは否認し続けるよう口裏を合わせさせます。
ジュワンの妻イム・スンヨンの協力でジェイが実の娘だと確かめたスジェは、ジェイの親権と養育権、そしてTKの代表弁護士の座を要求します。拒むチェ・テグクには、ソヨンのお腹の子の父親がチェ・テグクだと示す鑑定書を突きつけます。
そんな中、両親の離婚に傷ついたジェイが姿を消します。スジェはジェイを見つけ出しますが、両親の呼ぶ声に駆け出したジェイは車にはねられ、手術の甲斐なく息を引き取ります。
「なぜオ・スジェなのか」あらすじ 15話
ジェイの葬儀で、ジュワンは「ジェイを殺したのはオ・スジェだ」とスジェを責めます。チェ・テグクは秘密保持の誓約書にサインさせたうえで、スジェの弁護士資格を奪うために懲戒委員会の準備を進めます。
葬儀の後、スジェは姿を消し、海に入っていこうとします。追いかけたコン・チャンが引き止め、最後までそばにいると約束します。
一方、ペク・ジンギの長官候補聴聞会では、チェ・テグクがペク・ジンギの収賄を暴露します。ペク・ジンギは娘の事件の容疑者として3人の名を挙げて反論します。
懲戒委員会では、スジェに不利な証拠が次々と示されます。しかし2回目の委員会で、スジェは中継の中で沈黙を破り、「パク・ソヨンを殺したのはホン・ソクパルではなく、チェ・テグクだ」と告発します。
「なぜオ・スジェなのか」あらすじ 16話(最終回)
スジェは、チェ・ユンサンが父の隠し部屋から持ち出した証拠と、ハ室長が提供した資料を懲戒委員会で公開し、ソヨン殺害の犯人がチェ・テグクだと立証します。
一方、コン・チャンは証人として立ち、自分がキム・ドングであること、10年前に暴行されて虚偽の自白をさせられたことを証言します。
さらに、ナジョン事件の真相も明らかになります。ジュワンたちはナジョンが死んだと思い込んで現場を立ち去りましたが、まだ生きていたナジョンの命を奪ったのはチェ・テグクでした。その様子をハ室長がひそかに撮影していたのです。
すべてが明らかになった後、父の正体を知ったジュワンも背を向けます。チェ・テグクはスジェに電話をかけ、「お前が勝ったのではない」と言い残してオフィスで自ら命を絶ちます。
その後、スジェは教壇に立ち続け、雨の日に傘を差したコン・チャンと並んで笑顔で歩き出します。
