「ラブレイン」(原題:사랑비/サランビ)は、2012年に韓国KBS2で放送された全20話のラブストーリーです。「冬のソナタ」「秋の童話」を手がけたユン・ソクホ監督と脚本家オ・スヨンが再びタッグを組んだ作品で、チャン・グンソクと少女時代のユナが、1970年代の恋人たちと、32年後(2012年)を生きるその子どもたちの“一人二役”を演じています。
前半(1〜4話)は1970年代のソウルを舞台に、美大生ソ・イナと女子大生キム・ユニの切ない初恋を描写。5話からは舞台が2012年に移り、イナの息子でカメラマンのソ・ジュンと、ユニの娘チョン・ハナが北海道で出会います。親世代の再会と子世代の恋が重なったことで、2組の愛は思いがけない試練に直面していきます。
この記事では、「ラブレイン」の1話から最終回までのあらすじを、各話ごとにネタバレありでまとめました。結末を知ってから見たい方、見逃した回を振り返りたい方はぜひ参考にしてください。

「ラブレイン」あらすじ 1話
1970年代のソウル。美大生のソ・イナは、ベンチに座る清楚な女子学生に一目で心を奪われ、教室の窓から彼女をスケッチし始めます。
ふと目を離した隙に彼女を見失ったイナは、慌てて外へ飛び出したところで当の本人とぶつかってしまいます。言葉をかけられないまま彼女を見送ったイナの足元には、小さな日記帳が落ちていました。持ち主は同じ大学に通うキム・ユニ。日記を通して彼女の好きなものを知ったイナの想いは、日に日に募っていきます。
そんな中、雨の日に再会した二人は一つの傘に入ることになり、互いを意識し始めます。
「ラブレイン」あらすじ 2話
イナの親友ドンウクもユニに好意を寄せていると知り、イナは友情のために身を引こうと決めます。しかし、ユニへの気持ちは抑えるほど大きくなっていきます。
大学祭の夜、ユニが事故に巻き込まれそうになり、イナは彼女をかばってけがを負います。これをきっかけに二人の距離は少し縮まりますが、ユニはイナが描いた自分の絵を見つけてしまいます。イナがとっさにごまかしたことで誤解が生まれ、二人の間には再びぎこちない空気が流れることに。
一方、ユニはドンウクの交際の申し出を受け入れます。イナは今度こそユニへの想いを断ち切ろうと心に決めます。
「ラブレイン」あらすじ 3話
イナは仲間たちの前で兵役に行くことを宣言し、ユニにだけは最初から惹かれていたという本心をようやく打ち明けます。
その後、イナはスケッチ旅行へ出発。動揺したユニはドンウクとの約束を放り出し、イナの後を追います。二人が以前「一緒に見よう」と約束していた映画を上映する映画館の前で再会した二人は、ついに互いの気持ちを確かめ合います。
ソウルに戻ったイナは、もう隠さないと決め、仲間たちにユニへの想いを告白。しかし、ユニがイナと一緒にいたと知ったドンウクは深く傷つき、二人の友情には大きな亀裂が入ります。
「ラブレイン」あらすじ 4話
イナとユニの噂は大学中に広まり、ユニは周囲の冷たい視線にさらされます。ドンウクはイナに怒りをぶつけ、さらにヘジョンの口から、イナがユニの日記帳を隠し持っていたことが明かされてしまいます。
そんな中、ユニは重い結核にかかっていることが判明。誰にも告げずに休学し、イナの前から姿を消します。故郷まで追ってきたイナに、ユニはわざと冷たい言葉を投げかけますが、イナは「公開放送で待っている」と伝えます。
公開放送の当日、ユニのために作った曲を歌うイナ。その前に現れたユニの目にも、イナの目にも涙があふれます。
そして時は流れ、2012年。イナとユニにそっくりな若い男女が、偶然すれ違います。
「ラブレイン」あらすじ 5話
2012年、イナの息子でカメラマンのソ・ジュンは、ファッション誌の撮影のため北海道を訪れます。同じ頃、ユニの娘チョン・ハナも、母の初恋の相手を探す目的で北海道に来ていました。
駅でぶつかった拍子に、ハナの携帯電話がジュンのポケットに入ってしまいます。携帯を取り戻そうと奔走するハナは、何度もジュンに振り回されることに。ようやくジュンをつかまえたものの、携帯に保存されていた「ダイヤモンドスノー」の映像に惹かれたジュンと一緒に山へ向かうことになり、二人きりで山の中に取り残されてしまいます。
「ラブレイン」あらすじ 6話
山での一夜を経て、ジュンとハナはキスしそうな雰囲気になりますが、なぜか互いにぎこちなくなります。
そんな中、ジュンのミスでハナの携帯が壊れ、ハナは母の初恋の人と連絡を取る手段を失ってしまいます。両親の離婚から愛を信じないジュンと、母の初恋に憧れるハナの考えはすれ違い、二人は誤解を残したまま日本で別れます。
2012年春のソウル。ハナは怒りをあらわにしてジュンのもとへ乗り込みます。 一方、中年になったイナは、友人チャンモの口から久しぶりにユニの名前を聞き、彼女への思いを募らせます。
「ラブレイン」あらすじ 7話
北海道で撮った写真が無断で広告チラシに使われていたことに抗議するハナ。しかし、ジュンは「自分のせいではない」と取り合わず、二人はまたも口論の末に別れます。
ところが、広告主はハナをモデルに起用したいと譲りません。ジュンは仕方なく、ハナが働く樹木園を訪ねます。そこでジュンが目にしたのは、片想いしていた先輩テソンに婚約者がいると知り、涙を流すハナの姿でした。
その頃、イナとユニは互いに気づかないまま、32年ぶりに同じ横断歩道に立っていました。
「ラブレイン」あらすじ 8話
ハナに「大事にする」と約束したジュンは、ハナをモデルにした広告撮影を無事に終えます。とはいえ、二人の言い合いは相変わらずです。
部屋探しに苦労するハナに、ジュンの友人ソノは「ホワイトガーデン」の2階に住めばいいと提案しますが、ジュンの存在が気になってハナは迷います。
一方、イナは黄色い傘を差して再び目の前に現れたユニを見つけ、雨の中、彼女を追いかけます。32年ぶりに再会した二人。しかしユニはイナを受け入れようとはせず、背を向けてしまいます。
「ラブレイン」あらすじ 9話
ジュンはハナに想いを告白し、ホワイトガーデンに来るよう伝えます。しかし曖昧な返事しか返ってこず、プライドを傷つけられたジュンは怒って帰ってしまいます。
数日後、荷物を抱えたハナがホワイトガーデンに現れ、二人は仕切り一枚を隔てた部屋で暮らすことに。微妙な距離感の共同生活の中、ジュンはハナにキスをします。
一方、ユニが夫を早くに亡くしていたことを知ったイナは、彼女のもとへ駆けつけます。それでもユニは「過去は思い出にすぎない」と、イナを遠ざけ続けます。
「ラブレイン」あらすじ 10話
突然のキスに戸惑うハナに、ジュンは「今週中に返事をくれ」と告げます。ハナはジュンとの関係を真剣に考えるようになり、やがて自分の気持ちをはっきりと自覚します。
その頃、ユニのもとにはイナの元妻ヘジョンが現れ、イナの前から消えるよう警告します。ユニはイナに別れを告げ、きっぱりと関係を断とうとします。
ところがその直後、車にはねられそうになったユニをかばって、イナが事故に遭ってしまいます。この出来事をきっかけに、ユニもイナへの想いを抑えきれなくなります。
「ラブレイン」あらすじ 11話
ジュンとハナはペアリングを分け合い、ついに想いを通わせます。イナとユニも、もう二度と離れないと誓い合います。
ところが、父の事故を聞いて病院に駆けつけたジュンは、そこで父の初恋の相手・ユニを目にして動揺します。イナの固い決意を前に、母ヘジョンは日に日に追い詰められていきます。ジュンは父に「母を顧みてほしい」と頼みますが、イナは謝罪の言葉を繰り返すばかりでした。
そんな中、病院を出たジュンは、イナと一緒にいるハナとユニの姿を目撃。ハナの母こそが父の初恋の人だと知り、愕然とします。
「ラブレイン」あらすじ 12話
真実を知ったジュンは、何も知らないハナに冷たい言葉を浴びせ、一方的に別れを告げます。理由がわからないハナは、変わってしまったジュンの態度に苦しみます。
そんな中、婚約を解消したテソンがハナに想いを打ち明けます。ハナは再びジュンのモデルを引き受け、彼の本心を探ろうとしますが、撮影現場でもジュンは冷たく振る舞います。
一方、ヘジョンの妨害が続く中でも、イナとユニの愛はさらに深まっていきます。二人は子どもたちの関係を知らないまま会い続けていました。
「ラブレイン」あらすじ 13話
ジュンとイナが親子だと知ったハナは、ジュンが自分を突き放した理由をようやく理解します。母の幸せと自分の恋の間で揺れるハナを、ジュンもまたつらい思いで見守ります。
そんな中、ヘジョンの画策によってユニが職を失ったことを知ったジュンは、ハナのために母に立ち向かいます。
一方、イナは思い出の海でユニにプロポーズ。母の幸せを願うハナは、二人の結婚を笑顔で祝福し、ジュンへの想いを胸にしまってホワイトガーデンを去ります。
「ラブレイン」あらすじ 14話
イナとユニの結婚準備が進む中、ついにイナ、ユニ、ジュン、ハナの4人が顔をそろえます。ジュンとハナは初対面のふりをして気持ちを隠しますが、その心中は苦しいばかりです。
そんな中、テソンのリゾートでヘジョンのブランドのファッションショーが開かれ、同行したジュンは手伝いに来ていたハナと鉢合わせ。会場でハナはヘジョンから屈辱的な扱いを受けます。
その夜、イナ、ユニ、ヘジョンが顔を合わせた場に、ジュンとハナも居合わせることになり、場の空気は一気に張り詰めます。
「ラブレイン」あらすじ 15話
ジュンは父イナに、ハナとの関係を打ち明けます。しかしイナは二人の関係にすでに気づいていました。長い年月を経てようやく再会したユニを手放すことができず、罪悪感を抱えながらも結婚準備を進めます。
ジュンは必死の思いでハナに気持ちを伝えますが、母の幸せを優先するハナはその想いを受け入れられません。それ以来、ジュンはハナを「家族になる人」として冷ややかに扱うようになります。
一方、結婚式が近づくほど、イナの苦悩は深まっていきます。そしてついに、イナはユニに結婚を白紙に戻したいと切り出します。
「ラブレイン」あらすじ 16話
ジュンを裏切れないと苦しむイナの手を、ユニは何も問わずに握り、婚約の解消を受け入れます。
その頃、ハナは「ジュンへの想いが怖い」と言い残して立ち去り、ジュンもハナを引き止めません。その後、ミホと一緒にハナの前に現れたジュンは冷たい言葉を投げかけますが、ハナがけがをすると、怒りと心配を隠せなくなります。
やがてユニはジュンとハナを呼び出し、イナとの結婚が白紙になったことを伝えます。すべてを察したハナは、自分たちのために身を引いた母への申し訳なさに涙が止まりません。
「ラブレイン」あらすじ 17話
ジュンとハナは、二人きりになれる場所へ短い旅に出ます。ジュンは「簡単ではないけれど、自分を選んでほしい」と伝え、ハナもその手を取ります。
家に戻ったハナは、好きな人と一緒にいたことを母ユニに正直に打ち明けます。 一方、ユニはイナを訪ね、プロポーズの時に受け取った指輪を返します。
そんな中、ハナは父と疎遠なジュンに代わってイナを訪ね、感謝の気持ちを伝えます。その後、ユニに挨拶へ向かったジュンは、ユニが目の病を患っていることを知ってしまいます。
「ラブレイン」あらすじ 18話
ユニの病状を知ったジュンは大きな衝撃を受けます。ユニから「ハナとイナには秘密にしてほしい」と頼まれ、ジュンは一人で悩みを抱えることになります。
一方、ヘジョンはハナを呼び出して別れを迫りますが、ハナは「ジュンとは別れられない」ときっぱり答えます。ヘジョンはジュンとミホを結婚させようとさらに画策します。
その頃、ユニと別れたイナは気持ちを整理しようとするものの、仕事も手につかないほど苦しんでいました。やがてジュンから病気のことを聞いたイナと、ヘジョンから知らされたハナは、それぞれユニのもとへ駆けつけます。
「ラブレイン」あらすじ 19話
ユニの病を知って病院に駆けつけたイナは、これからはそばにいると告げ、彼女のためにできることを探し始めます。しかしユニは、子どもたちのことを考えてイナの付き添いを拒みます。
母の病を現実として突きつけられたハナは不安に押しつぶされそうになり、ジュンはそんなハナを支え続けます。
そんな中、ジュンとミホの結婚を進めようとするなど、ヘジョンの干渉はますますエスカレート。ジュンはついに母の家を出る決意をします。さらにジュンのもとには、ニューヨークのスタジオから仕事の話が舞い込みます。
そして手術を目前に控えたユニは、突然姿を消してしまいます。
「ラブレイン」あらすじ 20話(最終回)
ジュンはハナに「ニューヨークで待っている」と伝えますが、ハナはそばにいてほしいと願います。 一方、ユニを探して大学のキャンパスを訪れたイナは、そこでユニを見つけ、二人は学生時代の思い出に浸ります。
しかし、ジュンとハナが自分のために離れ離れになろうとしていると知ったユニは、手紙を残して一人でアメリカへ旅立ちます。イナはヘジョンに別れを告げ、ジュンに母のことを託して、ユニの後を追うことを決意。ジュンは父への複雑な思いを初めて素直に打ち明け、ニューヨーク行きを取りやめてハナのそばに残ることを選びます。
それから1年後。ヘジョンもついに二人の仲を認め、「いっそ結婚しなさい」と背中を押します。ジュンのプロポーズを受け入れたハナは、ウェディングドレス姿でジュンと手を取り合い、式場へ駆けていくのでした。
